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ヤマハ発動機とベンチャー企業のglafitが業務提携。電動モビリティの製品開発強化

glafitの「GFR」シリーズをベースにした派生モデルを2020年春ごろ発売

2019年1月24日 発表

glafitの電動ハイブリッドバイク「GFR-01」

 ヤマハ発動機と乗り物関連のベンチャー企業であるglafitは1月24日、パーソナルモビリティの製品開発に向けた業務提携を締結したと発表した。今回の業務提携に伴い、ヤマハ発動機はglafitに対して出資を実施する。

 この業務提携により、両社はglafitの「GFR」シリーズをベースとした派生モデルを開発し、2020年春ごろに発売する予定。その後も、電動モビリティにおける両社の強みを最大限に活かし、安心で便利で楽しいモビリティをユーザーに提供していくという。

 今回の発表について、ヤマハ発動機 執行役員MC事業本部長の木下拓也氏は「このたびのglafit社への出資と協業につきましては、glafit社のものづくりと乗り物を通じて人への感動を創る想いが、弊社のビジョンと重なり、両社で乗り物の価値と可能性を拡げる使命が共有できたからです。ヤマハ発動機は、今後もこのような新たな価値を創造するスタートアップへの支援と同志的結合を通じ、ネットワークで人々の可能性を拡げる活動を続けて行きます」とコメント。

 また、glafit 代表取締役社長の鳴海禎造氏は「このたびのヤマハ発動機社との業務提携は、私たちの目指している『次世代の乗り物メーカー』へのビジョンに共感いただき、共にモビリティの価値と可能性を広げていく取り組みを、スタートさせることができると確信したからです。今後もglafitは、世界中の人々に驚いて感動していただけるようなプロダクトやサービスを提供して参ります」と述べている。

 glafitは2017年に2輪ノンユーザーをターゲットにした、自転車でも原付スクーターでもない新しい電動ハイブリッドバイク「GFR-01」を発売。今回の資金調達により、製品開発と人員強化を行なうことで経営基盤を強化し、和歌山発のモビリティベンチャーとして株式上場を目指している。