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NEXCO東日本、高速道路の未来の管理像をアニメーションでCEATEC 2020 オンラインに展開中

生産性向上を目指す新たな取り組みなども紹介

2020年10月20日~23日 開催

出展テーマエリア:ニューノーマルエリア

降雪エリアを舞台にした内容のアニメーションが公開されている

 NEXCO東日本は10月20日より開催されている「CEATEC 2020 オンライン」にて「高速道路の雪と氷のテクノロジー」「スマートメンテナンスハイウェイ(SMH)」について、それぞれチャンネル展示を行なっている。

 高速道路の雪と氷のテクノロジーでは、近未来における高速道路の雪氷対策のアニメ動画や、現在の雪氷対策技術の開発状況をまとめたプレゼンテーション動画などを展示している。

アニメーションの主人公 河瀬結希

 アニメ動画「Future image203X ベスト・ウェイ この道を守るために」は、203X年の冬の新潟県湯沢町を舞台に、主人公である河瀬結希(かわせ ゆき)雪氷対策リーダーが、新人だった頃の2020年当時の除雪作業や技術開発を思い返しながら、高度化された雪氷対策作業の陣頭指揮を執り、関越道を雪から守るというストーリー。

2020年は熟練の先輩が天気や過去の経験から除雪の判断や指示を行なっていたが、203X年には省人化も進み、テクノロジーを駆使して高速道路の安全を守る展開。さまざまなテクノロジーが想定されている

 また、プレゼンテーション動画では、NEXCO東日本が取り組んでいる雪氷対策技術の高度化のうち、除雪作業の支援を行なうシステムについて、現時点での開発状況を北海道夕張市のテストコースでの現地リポートも交えながら紹介している。

スマートメンテナンスハイウェイ

新たな道路保全情報システム「RIMS」

 スマートメンテナンスハイウェイ(SMH)チャンネルでは、新たな道路保全情報システムとなる次世代RIMS(Road maintenance Information Management System)の開発動画やSMHの開発についてのプレゼン動画などを展示。SMHはICTやロボティクスなどの新たな技術を取り込むことで、高速道路のアセットマネジメントにおける生産性の向上を目指すNEXCO東日本の新たな取り組みとなっている。

これまで個別に取得していたデータを、まとめて取得できるようになり、データの見える化と情報共有を推進された
SMHの開発により、作業時間は半分に。また、管理も格段にスムーズになった。さらに「危機管理モード」「舗装モード」「ポータルタイル」「360度全周道路映像」など新たな機能を開発しているという

 なお、CEATEC内のサイトでは、SMHの全体像、プレゼンテーションにて「SMHの目指す将来」、「将来に向け、現段階で活用しているSMHツール(PSS、BIを活用した点検報告会)など」を紹介している。

SMH(スマート・メンテナンス・ハイウェイ)概要(5分1秒)