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トヨタとKDDIが新たな業務資本提携に合意 トヨタによるKDDIの持株比率13.74%に
トヨタを引受先にKDDI株式1830万1600株(総額約522億円)の第三者割当による自己株式処分実施
2020年10月30日 15:52
- 2020年10月30日 発表
トヨタ自動車とKDDIは10月30日、両社の提携関係のさらなる強化を目的に新たな業務資本提携に合意したと発表した。両社は、トヨタを引受先としたKDDI株式1830万1600株(総額約522億円)の第三者割当による自己株式処分を実施することに合意。これによりトヨタによるKDDIの持株比率は13.74%となる予定。
両社の新たな業務提携では、通信技術やコネクティッドカー技術の研究開発を推進するとともに、人々の生活を豊かにするサービスの開発や、ビッグデータの活用などによる社会課題解決に取り組んでいくとしている。具体的には、以下4つの取り組みを示して両社で推進していくとしている。
・4G、5G、6Gなど通信規格が進化する中で、街、家、人、クルマそれぞれの間での最適な通信を可能とする通信プラットフォームの研究開発を共同で実施。
・デバイスからネットワーク、プラットフォーム、サービスまで一元化して管理し、高度な運用を可能とする次世代コネクティッドカー向けの運用管理システムを共同で開発。
・クルマの内外に囚われることなく、人々の生活を豊かにし、安心安全を追求していくサービスおよびサービスプラットフォームを共同で構築。
・街、家、人、クルマなどのビッグデータを活用した、都市と地方間や各地域のコミュニティにおける社会課題解決を共同で推進。
今回の資本提携については、こうした業務提携の合意を背景に、両社が中長期に渡って戦略的な提携を進めるためには、さらなる資本関係の強化が必要との判断にいたったとしている。
なお、株式取得日(払込期日)は2021年1月29日の予定。