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F1第14戦トルコGP予選、ウェット路面でランス・ストロール選手がポールポジション レッドブル・ホンダは2位と4位
決勝レースは日本時間で15日19時10分スタート
2020年11月14日 22:57
- 2020年11月13日~15日 開催
F1第14戦トルコGPが11月13日~15日の3日間にわたって開催されている。舞台となるのは2011年以来の開催となるイスタンブール・パークで、14のコーナーで構成された1周5.383kmのサーキットを58周、約309kmの距離で争われる。現在のハイブリッドPU(パワーユニット)を搭載するF1としては初開催となり、ここ数戦同様、事前にどれだけ各チームが準備をしてきたのかが問われるレースになる。
11月14日に行なわれた予選は、Q1から激しい雨となり残り6分56秒のところで赤旗中断。Q1中断までのトップタイムはエステバン・オコン選手(31号車 ルノー)の2分6秒115。再開後のQ1は雨がやんだ中で行なわれ、実質約7分の勝負となった。
再開後のQ1でアレクサンダー・アルボン選手(23号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)を先頭にタイムアタックに入ったものの、ロマン・グロージャン選手(8号車 ハース・フェラーリ)がコースアウト。3分30秒を残して赤旗中断となった。
3分30秒となったことから、Q1は実質1周のタイムアタックに。この再開時に先頭に並んだのはマックス・フェルスタッペン選手(33号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)。フェルスタッペン選手はここまで15位となっていたので、タイムを上げないとQ1敗退の危険がある。
フェルスタッペン選手は見事1周を終えたところで、1分57秒485でトップに。再開目のオコン選手のタイムと大きな差があることから、すべての選手がこれまでのタイムを更新してくる可能性がある。ホンダ勢ではスピンしたダニール・クビアト選手(28号車 アルファタウリ・ホンダ)以外がQ1を通過。しかしながら、クビアト選手のスピンによりイエローフラッグが出たことから、その際にタイムを出した選手は、セッション後確認することとなり、予選が終わっても暫定結果が長く続く可能性がある。
ウェット路面でランス・ストロール選手(18号車 レーシングポイント・BWT・メルセデス)がポールポジションを獲得
Q2はマクラーレン勢がインターミディタイヤで、それ以外の全車がウェットタイヤでタイムアタック。しかしながら、インターミディタイヤではタイムが出ず、上位勢はウェットタイヤで占められる。結果、マクラーレン勢もウェットタイヤへと変更、全車がウェットタイヤでタイムアタックすることになった。
このQ2は、フェルスタッペン選手の1分50秒293が飛び抜けたタイムとなっており、2位もレッドブルのアルボン選手の1分52秒282。しかしながらその差は1.989秒と、フェルスタッペン選手の驚速ぶりが目立っていた。マクラーレン勢、フェラーリ勢はここで脱落。ピエール・ガスリー選手(10号車 アルファタウリ・ホンダ)もQ2敗退となった。驚きはアントニオ・ジョビナッツィ選手とキミ・ライコネン選手で、今シーズン初めて2台ともQ3へ進出した。
Q3の1回目のタイムアタックもフェルスタッペン選手は最初にコースインするなど、積極的にタイムを出しに行く。しかし、インターミディタイヤで出たセルジオ・ペレス選手(11号車 レーシングポイント・BWT・メルセデス)が1分52秒037でトップタイム。このタイムを見た多くのチームはインターミディタイヤに変更し、残り5分のタイムアタックに挑んでいく。
ペレス選手が1分49秒321とさらにタイムを縮め、それをストロール選手(18号車 レーシングポイント・BWT・メルセデス)が1分47秒765で上回る。フェルスタッペン選手も1分48秒055とタイムを上げたものの2番手となり、ストロール選手のポールポジションが確定した。3位は1分49秒321でペレス選手、4位は1分50秒448でアルボン選手。レーシングポイントが1-3、レッドブル・ホンダが2-4を占めることとなった。
Stroll. Verstappen. Perez.
— Formula 1 (@F1)November 14, 2020
Did you predict that?!#TurkishGP🇹🇷#F1pic.twitter.com/HxviB5VCIj
F1第14戦トルコGP 予選結果
順位 | 号車 | ドライバー | 車両 | Q1 | Q2 | Q3 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント・BWT・メルセデス | 2分07秒467 | 1分53秒372 | 1分47秒765 | 22 |
2 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・レーシング・ホンダ | 1分57秒485 | 1分50秒293 | 1分48秒055 | 26 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント・BWT・メルセデス | 2分07秒614 | 1分54秒097 | 1分49秒321 | 21 |
4 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・レーシング・ホンダ | 1分59秒431 | 1分52秒282 | 1分50秒448 | 26 |
5 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 2分05秒598 | 1分54秒278 | 1分51秒595 | 26 |
6 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 2分07秒599 | 1分52秒709 | 1分52秒560 | 23 |
7 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 2分06秒115 | 1分53秒657 | 1分52秒622 | 26 |
8 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ・レーシング・フェラーリ | 2分01秒249 | 1分53秒793 | 1分52秒745 | 27 |
9 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 2分07秒001 | 1分53秒767 | 1分53秒258 | 23 |
10 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ・レーシング・フェラーリ | 2分07秒341 | 1分53秒431 | 1分57秒226 | 26 |
11 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン・ルノー | 2分07秒167 | 1分54秒945 | - | 18 |
12 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 2分03秒356 | 1分55秒169 | - | 18 |
13 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン・ルノー | 2分07秒489 | 1分55秒410 | - | 18 |
14 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 2分04秒464 | 1分56秒696 | - | 18 |
15 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 2分05秒579 | 1分58秒556 | - | 17 |
16 | 20 | ケビン・マグネッセン | ハース・フェラーリ | 2分08秒007 | - | - | 10 |
17 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 2分09秒070 | - | - | 8 |
18 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウイリアムズ・メルセデス | 2分10秒017 | - | - | 9 |
19 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース・フェラーリ | 2分12秒909 | - | - | 7 |
20 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウイリアムズ・メルセデス | 2分21秒611 | - | - | 9 |
決勝レースは日本時間で11月15日19時10分スタート。DAZNおよびフジテレビNEXTで中継される。