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ブリッド、サーキットから街乗りまで使えるスポーツシート「ストラディアIII」 約15年ぶりにフルモデルチェンジ
フレーム引っ張り強度200%、全体強度40%、バックレスト強度15%と剛性・強度が飛躍的に向上
2020年12月28日 11:05
- 2020年2月1日 受注開始
- 18万円~23万5000円(税別)
シートメーカーのブリッドは、自動車向けカスタマイズ(交換)用スポーツシートの“ストラディアシリーズ”をフルモデルチェンジし「STRADIAIII(ストラディア・スリー)」として2021年2月1日より受注を開始する。価格は18万円~23万5000円(税別)。
今回、約15年ぶりにフルモデルチェンジしたストラディアIIIは、サーキット走行で求められるホールド性能と日常使いに必要な利便性を両立したモデル。
3D-CADによって解析、設計された骨格(ボーンフレーム)と、「ジータIV」のデザインを継承したモノコック構造のボディシェルは、ホールディング性能をより重視し、ショルダーに深く入り込んだ形状とされ、「ストラディアII」と比較してフレームの引っ張り強度は200%、全体強度は40%、バックレスト強度は15%アップと、剛性と強度が飛躍的に向上したという。
また、使い勝手を重視して新開発されたリクライニング機構は、よりコンパクトになりながらストラディアIIに比べて強度を高めつつ、有段階調整ながら体感的なバックラッシュ(遊び)はさらに微量となり、より確実なホールド性を実現する。
背もたれの角度調整をするための機構は、従来モデルのダイヤル形状から新設計のワンタッチ式リクライニングレバーとなり、室内スペースの狭い車両でも操作しやすい形状になった。さらに座面裏のシェルには、モータースポーツやサーキット走行に必須の6点式ハーネス用のホールが新設され、より安全なサーキット走行をするために進化している。
さらに、座部・腿部は専用設計の高密度発泡モールドウレタンを採用し、フラット座面に均等に面圧がかかり、ホールド性と疲労を軽減するとともに劣化しにくく耐久性にもすぐれるという。腿部のクッションは、厚みのある「スタンダードクッション」と、膝裏の厚さを3分の2に抑えた「ロークッション」の2タイプから選択可能としている。
なお、スポーツシートの取り付けには、別売りの「車種別シートレール」が必要となる。価格は1万7500円~(税別)。また、本製品を後部座席のある車両に装着した状態で車検を受ける場合、後部座席の乗員を保護するため、別売のシートバックプロテクター・価格5500円(税別)の装着が必要となる。その他、シート交換時の車検対応には、商品・車種により条件がある。