FCAとGroupe PSAの統合を両者の株主総会が承認、統合は1月16日の見込み

FCAとGroupe PSAが合併して新たにステランティスを設立

　FCA（Fiat Chrysler Automobiles N.V.）とGroupe PSAは1月5日（現地時間）、1月4日に開催された両社のそれぞれの株主総会において、FCAとGroupe PSAが合併して新たにStellantis N.V.（ステランティス）を設立することを、両社の株主がほぼ満場一致で承認したと発表した。当該議案に対して99％以上の株主が賛成票を投じたという。

　今回の発表は2019年12月18日にアナウンスされた50：50の合併に向けたもので、新グループ名はステランティス。ステランティスはラテン語の動詞「stello」に由来して「星で輝く」ことを意味するという。

　今回の株主総会の承認と、ここ1か月ほどの間に欧州委員会及び欧州中央銀行を含む規制当局から受領した合併に対する許可を受け、両社は1月16日にも合併を完了する見込み。

　なお、ステランティスの普通株はイタリア・ミラノの電子株式市場（Mercato Telematico Azionario: MTA）とフランス・パリのユーロネクスト（Euronext）において、1月18日から取引を開始する。また、ニューヨーク証券取引所では1月19日から取引が開始される。