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ダンロップ、大型トラックとバス用タイヤ1万2439本を無償交換

2020年1月24日~6月9日製造分の一部でビード部が膨れる不具合

2021年2月1日 発表

 住友ゴム工業は2月1日、同社が製造・販売したダンロップ(DUNLOP)の大型トラックおよびバス用タイヤのうち、国内で販売された1万2439本の無償交換(サービスキャンペーン)を決定したと発表した。

 サービスキャンペーンの対象となるのは2020年1月24日~6月9日に製造されたタイヤの一部で、走行によりビード部(サイドウォールのホイールに近い部分)の狭い範囲で周上の1か所に膨れが発生することが判明した。

 同社によると安全性に問題がないことは確認できているといい、サービスキャンペーンの実施については、ユーザーに安心してもらえる商品を届けるためとしている。

 不具合の原因については、2020年4月~10月にかけて、ビード部が膨れる(全て外観不具合で検出)という事例が46件報告され、同社で原因分析をしたところ、タイヤ成形工程でインナーライナーをジョイントする際に使用するジョイントテープが、一部指定位置を超えはみ出して成形されていたことが判明した。

 また、このジョイントテープのゴム配合変更により接着力が低下し、これら2つの要因が重なり、ビード部膨れの外観不具合が発生したことが判明。そのため、対象生産ロット内の対象となるタイヤを無償交換することを決定したとしている。

対象タイヤ