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ビートソニック、名古屋オートトレンドでアルヴェルの最新動画視聴キット「HVXT01」初展示 Amazon Fire TV Stickなどが利用可能に

2021年3月13日 開催

名古屋オートトレンドで初展示されたビートソニックのHDMI映像入力アダプタ「HVXT01」。純正の画面をそのままに、HDMI入力の映像を楽しむことができる。Amazon Fire TV Stickの映像も映し出すことが可能。

ビートソニックが初展示した新製品「HVXT01」

 3月13日~14日、ポートメッセなごや(愛知県名古屋市港区)で開催となった「名古屋オートトレンド 2021」会場にトヨタ「アルファード」を出展したのがビートソニック。今回展示したアルファードはメーカーオプションナビ付きの車両で、新製品「HVXT01」を組み付けてある。これはアルファードおよびヴェルファイアで設定されているJBLメーカーオプションナビでHDMI映像入力ができるというもの。iPhoneやAmazon Fire TV Stickの映像などが見られるようになるキットである。

 アルファード&ヴェルファイアは2019年12月のマイナーチェンジで、ディスプレイオーディオおよびメーカーオプションナビから映像入力の機能がなくなっている。このマイナーチェンジ以前のモデルのメーカーオプションナビや市販ナビで可能だったiPhoneのミラーリングなどの動画サービスの視聴ができなくなったという経緯がある。

 ビートソニックは2020年5月から、このアルファード&ヴェルファイア用のディスプレイオーディオ向けに映像入力のできるディスプレイオーディオ用映像入力機器「AVX02」(税別2万8000円)および、HDMI-RCA変換機「IF36」(税別1万2000円)を販売していたが、ユーザーのもう一つの選択肢であるJBLメーカーオプションナビへの同様のキットの要望が高まっていたという。

 今回この発表を行なったビートソニック 戸谷大地代表取締役は「以前から未発表状態にも関わらず、製作の要望が全国のトヨタディーラーはもちろん、オーナーから上がっており、多くの問い合わせが来ている状態でした。今回この会場に来られた方の中でも同業者の方やアルファード&ヴェルファイアのオーナーの方など、この点を知っている人たちからの反応はすごいです。本当にみなさんが待ち望んだ製品だと思っています」と、JBLメーカーオプションナビ向けHDMI入力キット「HVXT01」の様子を語ってくれた。

株式会社ビートソニック 戸谷大地代表取締役。コロナ禍で動画サービスのニーズが高まり、車内でも同じように視聴したいという人が増えているとと分析する

HDMIの映像入力機能を追加

「HVXT01」は、オプション設定されているメーカーオプションナビのモニタにHDMIの映像入力機能を追加。そのHDMI端子にiPhoneからのHDMI信号をつなげばiPhoneのミラーリングができ、Amazon Fire TV Stickをつなげば多くの動画サービスを視聴できる環境が整ったことになる。HDMI端子を使用しているので、鮮明なデジタル映像をそのまま楽しむことができる。

 発売は5月末を予定しており、価格は税込6万9300円となる。名古屋オートトレンドのビートソニックブースでは、アルファードの視聴体験以外にも、ディスプレイオーディオのデモスペースも設けられており、さまざまな視聴体験を楽しむことができる。

アルファード&ヴェルファイアに設定されるメーカーナビ、そしてディスプレイオーディオのどちらにも映像割込みが可能ビートソニックのラインアップ