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鈴鹿2&4レース、スーパーフォーミュラ第2戦は野尻智紀が優勝 開幕戦に続き2連勝
2021年4月25日 15:57
2輪のレースと4輪のレースが同時に楽しめる「NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース」。2輪ではMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦が、4輪では全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦(以下、SF第2戦鈴鹿)などが4月24日~25日の2日間にわたって鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催された。
4月24日(土)に開催された予選では、3ステップに分けて行なわれるQ1、Q2、Q3とも(Q1はAグループ、Bグループの2グループに分けて実施)福住仁嶺選手(5号車 TEAM DANDELION RACING/ホンダ)がトップタイム、初のポールポジションを獲得した。
スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿 予選結果
順位 | ナンバー | ドライバー | チーム/エンジン | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 福住仁嶺 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ | 1分37秒316 | 1分36秒646 | 1分36秒449 |
2 | 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN/ホンダ | 1分37秒725 | 1分36秒936 | 1分36秒645 |
3 | 64 | 大湯都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING/ホンダ | 1分38秒144 | 1分36秒978 | 1分36秒673 |
4 | 20 | 平川亮 | carenex TEAM IMPUL/トヨタ | 1分37秒574 | 1分37秒119 | 1分36秒794 |
5 | 6 | 笹原右京 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ | 1分37秒900 | 1分37秒165 | 1分36秒810 |
6 | 37 | 宮田莉朋 | Kuo VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ | 1分38秒130 | 1分37秒250 | 1分36秒919 |
7 | 19 | 関口雄飛 | carenex TEAM IMPUL/トヨタ | 1分37秒557 | 1分36秒987 | 1分37秒078 |
8 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ | 1分37秒648 | 1分37秒099 | 1分37秒350 |
9 | 15 | 大津弘樹 | Red Bull MUGEN Team Goh/ホンダ | 1分38秒275 | 1分37秒310 | - |
10 | 1 | 山本尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING/ホンダ | 1分37秒603 | 1分37秒426 | - |
11 | 38 | 坪井翔 | P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ | 1分38秒041 | 1分37秒502 | - |
12 | 51 | 松下信治 | Buzz Racing with B-Max/ホンダ | 1分38秒063 | 1分37秒594 | - |
13 | 18 | 国本雄資 | KCMG/トヨタ | 1分38秒037 | 1分37秒736 | - |
14 | 3 | 山下健太 | KONDO RACING/トヨタ | 1分38秒092 | 1分37秒849 | - |
15 | 39 | 阪口晴南 | P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ | 1分38秒267 | - | - |
16 | 14 | 大嶋和也 | NTT Communications ROOKIE/トヨタ | 1分38秒456 | - | - |
17 | 7 | 小高一斗 | KCMG/トヨタ | 1分38秒429 | - | - |
18 | 4 | 中山雄一 | KONDO RACING/トヨタ | 1分38秒674 | - | - |
19 | 12 | タチアナ・カルデロン | ThreeBond DragoCORSE/ホンダ | 1分39秒189 | - | - |
決勝レースではポールスタートの福住選手がトラブルでリアイア
4月25日(日)14時30分過ぎ、快晴の鈴鹿サーキットにおいて30周の距離で争われる決勝レースのスタートが切られる。3番手スタートの大湯都史樹選手(64号車 TCS NAKAJIMA RACING/ホンダ)が大きく出遅れたものの、ポールポジションの福住選手は見事なスタート。そこに野尻智紀選手(16号車 TEAM MUGEN/ホンダ)が続く。フロントローの2台が1-2を形成してレースが始まった。
首位を走る福住選手は1分40秒台のラップを刻み、2位以降を突き放し始める。1度のタイヤ交換が義務づけられているため、どのタイミングでタイヤ交換に入ってくるかがポイントのレースになりそうだ。そのタイミングは11周目以降と予想されていた。
ところが9周目、トップを走る福住選手が西ストレートで右リアタイヤをバースト。そのままなんとか130Rや日立アステモシケインを走りきり、サスペンションも壊していることから、そのままピットまで走りリタイアとなった(その後、本人はスプーン辺りで違和感があったとコメント)。
11周目になると下位グループがタイヤ交換のためのピットインを始めた。首位に立った野尻選手、2位になった平川亮選手(20号車 carenex TEAM IMPUL/トヨタ)は、タイヤ交換をせずに走り続ける。13周目に首位を走っていた野尻選手がタイヤ交換のためにピットイン。これで平川選手が首位に立つ。平川選手は次の14周目にピットイン、タイヤ交換をしてピットアウトしたものの、前に出ることはできず野尻選手に続く形でレースに復帰した。
16周目、130Rで国本雄資選手(18号車 KCMG/トヨタ)がスピンしてクラッシュ。右リアタイヤがバーストしており、なんらかのトラブルがあったものと思われる。このクラッシュでセーフティカーが出ることになった。このタイミングでタイヤ交換を遅らせていた宮田莉朋選手(37号車 Kuo VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)、ジュリアーノ・アレジ選手(36号車 Kuo VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)がピットイン。タイヤ交換タイミングを引っ張った宮田選手はスタート時と同じ6位のポジションで復帰したものの、アレジ選手は順位を失った。
野尻選手が開幕から2連勝
コース復旧に時間がかかり、19周目でセーフティカーがピットイン。20周目からレースはリスタートした。
リスタート後の順位は、野尻選手、平川選手、笹原右京選手(6号車 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)。上位3位の順位は変わらなかったものの、中団ではアレジ選手が猛チャージ。11位から1台ずつ抜き、最終的には9位でフィニッシュ。リスタート後のレースを盛り上げてくれた。
これで野尻選手は開幕から2連勝、速さと安定感のある走りを見せた。前戦2位だった大湯選手は10位に沈み、3位だった福住選手はリタイアと、ポイントランキングでも大きな差をつけた。
スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿 決勝結果(暫定)
順位 | ナンバー | ドライバー | チーム | タイム | タイム差 | ベストラップ | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN/ホンダ | 56分53.047 | - | 1分40.723 | 30 |
2 | 20 | 平川亮 | carenex TEAM IMPUL/トヨタ | 56分54秒500 | 1秒452 | 1分41秒032 | 30 |
3 | 6 | 笹原右京 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ | 56分57秒234 | 4秒186 | 1分40秒567 | 30 |
4 | 19 | 関口雄飛 | carenex TEAM IMPUL/トヨタ | 57分02秒963 | 9秒915 | 1分40秒882 | 30 |
5 | 15 | 大津弘樹 | Red Bull MUGEN Team Goh/ホンダ | 57分03秒570 | 10秒522 | 1分40秒417 | 30 |
6 | 37 | 宮田莉朋 | Kuo VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ | 57分04秒903 | 11秒855 | 1分41秒582 | 30 |
7 | 38 | 坪井翔 | P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ | 57分07秒825 | 14秒777 | 1分41秒627 | 30 |
8 | 1 | 山本尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING/ホンダ | 57分07秒828 | 14秒780 | 1分41秒072 | 30 |
9 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ | 57分08秒151 | 15秒103 | 1分41秒474 | 30 |
10 | 64 | 大湯都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING/ホンダ | 57分09秒349 | 16秒302 | 1分41秒297 | 30 |
11 | 39 | 阪口晴南 | P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ | 57分12秒155 | 19秒107 | 1分41秒227 | 30 |
12 | 3 | 山下健太 | KONDO RACING/トヨタ | 57分14秒490 | 21秒442 | 1分41秒908 | 30 |
13 | 51 | 松下信治 | Buzz Racing with B-Max/ホンダ | 57分15秒231 | 22秒183 | 1分41秒839 | 30 |
14 | 4 | 中山雄一 | KONDO RACING/トヨタ | 57分15秒700 | 22秒652 | 1分42秒258 | 30 |
15 | 14 | 大嶋和也 | NTT Communications ROOKIE/トヨタ | 57分17秒427 | 24秒379 | 1分41秒626 | 30 |
16 | 7 | 小高一斗 | KCMG/トヨタ | 57分18秒963 | 25秒915 | 1分41秒988 | 30 |
17 | 12 | タチアナ・カルデロン | ThreeBond DragoCORSE/ホンダ | 57分22秒411 | 29秒363 | 1分42秒264 | 30 |
DNF | 18 | 国本雄資 | KCMG/トヨタ | 24分41秒533 | - | 1分41秒804 | 14 |
DNF | 5 | 福住仁嶺 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ | 15分54秒462 | - | 1分40秒752 | 9 |