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TOYOTA GAZOO Racing、2021年度「TGRドライバー・チャレンジプログラム レーシングスクール」参加者募集

2021年8月11日~8月13日 開催

未来のモータースポーツを担う若手ドライバーを支援

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は5月19日、世界および日本のトップカテゴリーにおいて活躍できるドライバーの発掘と正しいドライビング教育によるモータースポーツの裾野拡大を目的とした「TGR-DCレーシングスクール(TGR-DC RS)」の2021年度の開催概要を発表した。また発表にあわせてTGRの次世代を担うドライバーの募集を開始した。

 TGRは、国内外のレースやラリーで活躍できるレーシングドライバーを育成するためのプログラム「TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC:TGR Driver Challenge program)」として、若手レーシングドライバーならびにラリードライバーの育成を実施。

 このTGR-DC RSは、そのTGR-DCの登竜門として、前身であるFTRS(Formula Toyota Racing School)のノウハウを受け継ぎ、トヨタのレーシングスクールとして2021年で27年目を迎えるレーシングスクール。2020年は、新型コロナウイルスの影響により中止となったが、2021年は、参加者・講師・関係者の安全と健康を第一に考え、各種の感染防止策を徹底した上で開催に向けて準備を進めているという。

 TGR-DC RSは十勝スピードウェイ(北海道)で2泊3日の合宿形式で行なわれ、車両はフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で使用されていた本格的なフォーミュラカーを使用。実走行を中心としたプログラムが組まれる。

 日本人初の「ル・マン24時間レース」総合優勝者経験を持つ関谷正徳氏が引き続き校長を務め、初代FTRSスカラシップドライバーである片岡龍也選手をはじめ、TGRと共に活動する現役のプロドライバーが講師として指導にあたる。

 なお、このスクールで才能を認められたドライバーは、TGR-DC RSスカラシップドライバーに選出され、将来のトップドライバーになるための支援を受けながら、翌年以降のFIA-F4選手権参戦を目指すことになる。

写真は過去のもの

 トヨタのレーシングスクールは、これまで延べ600人以上が受講し、FIA世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)、SUPER GT、全日本スーパーフォーミュラ選手権など、国内外のトップカテゴリーで活躍するドライバーを多数輩出している。

 このスクールからもTGR-DC育成ドライバーとなった平良響選手は、FIA-F4選手権にてシリーズ記録となる10連勝で2020年のシーズンチャンピオンになり、トヨタの育成ドライバーとして3人目となるタイトルを獲得。今季からは全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権へとステップアップを果たしている。

 TGRは「これからも、ひとりでも多くの若者が、レーシングドライバーを目指し、トップカテゴリーのレースに挑戦し夢を実現できるよう、未来のモータースポーツを担う若手ドライバーの育成・支援に力を注いでいく」としている。

2021年TGR-DCレーシングスクール概要・申込方法

日程:8月11日~8月13日
開催地:十勝スピードウェイ・ジュニアコース(北海道河西郡更別村)
使用車輌:FC106
校長:関谷正徳
主任講師:片岡龍也
担当講師:土屋武士、石浦宏明、大嶋和也、国本雄資、坪井翔
受講対象者:14歳以上のカートレース出場経験者または公認4輪レース出場経験者
受講定員:20名程度
受講料:15万円(宿泊費・食事代含む)※交通費は自己負担
選考方法:書類審査
申込方法:「参加申込書(PDF)」をダウンロードして、必要事項記入の上、事務局まで郵送またはメールで送付
申込先:TGR-DCレーシングスクール事務局
住所:〒190-1211東京都西多摩郡瑞穂町石畑1590-15
TEL:042-511-0204 FAX:042-556-2393
メール:tgr-dcrs@tomssspirit.co.jp
申込締切:6月30日 消印有効
※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、延期または中止となる場合もあり
※未成年者は本スクール参加にあたり親権者の承諾が必要