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パナソニック、SSDポータブルナビ「ゴリラ」新製品2機種 「みちびき」に対応して測位精度向上
2021年6月10日 13:34
- 2021年7月上旬 発売
- オープンプライス
パナソニック オートモーティブ社は、SSDポータブルカーナビゲーション「ゴリラ」の7V型新製品「CN-G1500VD」「CN-G750D」2機種を2021年7月上旬に発売する。価格はオープンプライス。
このシリーズは、新GPSモジュールの搭載により準天頂衛星システム「みちびき」1、2、4号機からの信号を受信することが可能となり、GPS衛星、ロシアの衛星「グロナス」からの信号も合わせて現在地測位に活用するトリプル衛星受信が進化。GPSの電波が遮断されやすい高層ビル街や山間部での測位性能が向上した。衛星信号が届きにくい高架下などでは「Gジャイロ」で継続測位ができるほか、高精度測位システム「Gロケーション」により、高速道路と一般道の上下並走や一般道から高速道路への進入など、都市部の複雑な道路網でも正確に現在地を測位する高いナビゲーション精度を実現している。
また、プローブ情報の活用が進む交通情報サービス「VICS WIDE」に対応し、別売品や通信費なしで渋滞を回避する「スイテルート案内」機能を搭載。案内中に交通状況の変化に合わせて提示された新たなルートを、距離や所要時間を比較して新旧ルートから選択できるようにした。VICS WIDEの渋滞情報をプローブ情報と区別した分かりやすい表示や渋滞回避レベルを3段階に調整できるなど、ゴリラだけの機能も搭載している。
16GBのメモリにはゼンリン住宅地図2163冊分のデータを基にして全国の市街地を100%カバーし、日本全国の市区町村1741エリアを収録した「全国どこでも市街地図」を搭載。都市部だけでなく周囲に民家が少ない山間部などでも建物の形状や道幅が分かる詳細な地図が利用でき、不慣れな場所でも現在地の把握が容易にできるようになった。さらに、最大3年間の「部分地図更新」「全地図更新」の無料サービスに対応して最新地図データに更新可能とした(G1500Vのみ)。
そのほかにも、見落としがちな一時停止といった道路標識情報などを音声や画面表示で事前に知らせ、初めての場所や不慣れな道での走行をサポートしたり、高速道路のSA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)から出発する際に音声と画面表示で逆走を注意喚起し、SA/PAの入口部などで万が一逆走した場合は検知して4音声と画面表示で警告したりする「安全・安心運転サポート」機能も搭載している。