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パナソニック、業界初の“全国市街地図”を搭載した新ポータブルナビ「ゴリラ」3機種
全モデル「安全・安心サポート機能」「メモリー容量16GB」「トリプル衛星受信」対応
2020年5月12日 11:00
- 2020年6月 発売予定
- オープンプライス
パナソニック オートモーティブ社は、SSD(ソリッドステイトデバイス)ポータブルカーナビゲーション「ゴリラ」の新製品3機種を6月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7インチモニターで無料地図更新やVICS WIDEに対応する最上位機種「CN-G1400VD」が6万6000円前後、同じく7インチモニターの「CN-G740D」が5万5000円前後、コンパクトな5インチモニターの「CN-G540D」が4万円前後。
ゴリラはカーナビゲーション専用機ならではの基本性能の高さと豊富なデータ量、簡単で使いやすい操作性で定評があり、累計出荷台数は2020年3月末で529万台を突破。また、2020年は発売25周年を迎える記念年となる。
今回登場した2020年モデルのゴリラシリーズは、ゼンリンの住宅地図を基にした全国の市街地を100%カバーする「全国市街地図」を搭載。全国の市区町村1741エリアをカバーし、建物の形状や道幅まで分かる詳細な地図表示が都市部だけでなく地方でも充実。リアルな交差点拡大図やピクトグラムに対応した方面看板など、実際の道路案内に即したひと目で分かる案内図を充実させ、画面を注視する「ながら運転」の抑制も期待できる。
また、一時停止などの標識の見落としや高速道の逆走を警告する「安全・安心運転サポート」機能を搭載し、交通事故や交通違反の未然防止を促してくれる。さらに最上位機種の「G1400VD」は最大3年間の「部分地図更新」に加え、全国市街地図やガイドブック情報を含む全情報を更新できる「全地図更新」の無料サービスに新たに対応。走るクルマの情報(プローブ情報)を活用する道路交通情報サービス「VICS WIDE」に対応した「スイテルート案内」機能で渋滞を回避して案内をしてくれる。
2020年モデルの大きな特長
業界初の全国市街地を100%カバーするゼンリン製「全国市街地図」を搭載
緻密さで定評のあるゼンリン住宅地図2163冊分のデータを基にした「全国市街地図」を搭載。日本全国の市区町村エリアをカバーし、全国の市街地を100%カバー。これまで未収録だったエリアでも建物形状や道幅まで分かる詳細な地図表示が可能となり、都市部だけでなく地方でも詳細な地図を利用できる。以下の写真は従来モデルと2020年モデルの比較画像で、場所は愛媛県北宇和郡松野町にある松丸駅。
最大3年間無料の部分地図更新/全地図更新で最新地図データに更新可能(G1400VDのみ)
最上位機種となるG1400VDは、2023年7月末までの最大3年間、2か月に1度の「部分地図更新」で新規開通道路のカバーが可能。また、「全地図更新」は全国市街地図やガイドブック情報を含む全情報を期間中に1度更新でき、3年後も最新版データで利用することができる。
リアルな交差点拡大図やピクトグラムに対応した方面看板など、実際の道路案内に即したひと目で分かる案内図が充実
方面看板表示は約3万1500画像、リアル3D交差点拡大図は約6040画像と、リアルな案内表示を充実させていて、ルート案内で重要な分岐点の情報が直感的に認識可能とした。ただし、ピクトグラムは東京都の一部エリアでのみ対応。
走るクルマの情報を活用した「プローブ情報」の提供エリアが拡大。精度の高い「VICS WIDE」の情報を基に「スイテルート案内」機能で渋滞回避(G1400VDのみ)
最上位機種のG1400VDは交通情報サービスVICS WIDEに対応し、別売品や通信費なしで渋滞を回避できるスイテルート案内機能を搭載。交通状況の変化に合わせて新たなルートを自動で再探索し、新旧ルートの距離や所要時間を比較して選択が可能。また、VICS WIDEの渋滞情報をプローブ情報と区別した分かりやすい表示や、渋滞回避レベルを3段階に調整できるなど、ゴリラだけの機能も搭載する。
ドライブ中のヒヤリハットを注意喚起する「安全・安心運転サポート」機能搭載
見落としがちな道路標識情報などを音声や画面表示で事前に知らせ、初めての場所や不慣れな道での走行をサポート。また、高速道路ではSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)から出発する際に音声と画面表示で注意喚起し、逆走すると検知して音声と画面表示で警告。SAやPA入口部など逆走の起こりやすい箇所で対応する。また、多少遠回りでも広い道を通りたい場合は「道幅優先探索」機能で広い道路を優先したルート探索も可能としている。
高精度な現在地測位を実現する「Gロケーション」搭載
GPS衛星、ロシアの衛星「グロナス」、日本の準天頂衛星「みちびき」からの信号を現在値測位に活用。衛星信号が届きにくい高架下などでは「Gジャイロ」で継続測位が可能。高精度測位システムGロケーションを搭載し、高速道路と一般道の上下並走や一般道から高速道路への進入など、都市部の複雑な道路網でも正確に現在地を測位し、高いナビゲーション制度を実現した。