ニュース

パナソニック、「カラーレーン」「高速道路ナンバリング」などを地図に再現した新型SSDナビ「ゴリラ」3機種

7V型の「CN-G1300VD」「CN-G730D」、5V型の「CN-G530D」

2019年6月上旬 発売

オープンプライス

SSDポータブルカーナビ「ゴリラ」シリーズの2019年モデル「CN-G1300VD」

 パナソニック オートモーティブ社は、SSDポータブルカーナビ「ゴリラ」シリーズの新製品「CN-G1300VD」「CN-G730D」「CN-G530D」の3機種を6月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7V型で「道路マップ無料更新」に対応するCN-G1300VDが6万5000円前後、同じく7V型のCN-G730Dが5万4000円前後、5V型のCN-G530Dが3万9000円前後。

 2019年モデルとなる3機種では、新たに採用する最新の2019年度版地図で、道路上に設置されるケースが増えている「カラーレーン」「ドットレーン」といったカラー塗装の走行レーンを地図データに再現。交差点拡大図などをさらにリアルな表現として、右左折や高速道路の進入といったシーンをサポートする。

 このほかにも高速道路の分岐では、IC(インターチェンジ)とJCT(ジャンクション)併設箇所に「JCT分岐案内画像」を追加し、「高速道路ナンバリング」や英語表記にも対応。また、青白反転文字を使ったリアルな表現で好評となっている一般道の方面看板は、道路名に一般的に親しまれている通称表記を採用して見やすさを高めている。

主な機能差異一覧
品番画面サイズ逆走検知逆走注意アラーム道路標識等道路マップ無料更新VICS WIDE対応リアビューカメラ対応Gロケーション16GBメモリー
CN-G1300VD7V型
CN-G730D7V型---
CN-G530D5V型---

 なお、CN-G1300VDで対応する道路マップ無料更新では、2022年7月までの3年間に渡り、「道路データ」「音声案内データ」「案内画像データ」「逆走検知データ」の更新データが提供される。逆走検知データの更新は年3回実施。

7V型で「道路マップ無料更新」に対応するCN-G1300VD
7V型のCN-G730D
5V型のCN-G530D
交差点拡大図に「カラーレーン」などを追加。走行すべきレーンがさらに分かりやすく表示されるようになった
高速道路の方面看板には「高速道路ナンバリング」も追加
方面看板には道路の通称名や英語表記も使われている
交差点拡大図に出てくるランドマークとなる建物などもリアルに再現

 このほかに独自機能では、東名高速道路などの主要な高速道路上での逆走を検知して、音とアイコンで警告する「逆走検知」機能、制限速度や一時停止、事故多発地点などの情報を画面に表示してヒヤリハットの回避をサポートする「安全・安心運転サポート」機能も前モデルから引き続き採用している。

 ナビゲーション機能では、GPS衛星に加えてロシアの衛星「グロナス」、日本の準天頂衛星「みちびき」からの信号を現在地測位に活用する。衛星信号が届きにくい場所では加速度センサー、上下センサー、左右センサーを組み合わせて使う独自開発の「Gジャイロ」で現在地測位を継続。Gジャイロの情報を最適化して衛星信号と併用する「Gロケーション」も搭載し、高精度な現在地測位を実現している。

 また、内蔵する16GBのSSDには2019年度版の最新地図データをはじめ、約2570万件の電話番号データ、約3870万件の住所データ、約580万件のあいまい検索データ、約1600ジャンルのジャンル検索データなどの検索用データベースを収録。さらに旅行などの時に便利な「ガイドブック情報」も用意している。

 これらに加えてCN-G1300VDは、交通情報サービス「VICS WIDE」で得られる「一般道のリンク旅行時間」を活用し、交通状況の変化に合わせて渋滞を回避する新しいルートを自動的に探索、案内する「スイテルート案内」機能を搭載している。

「逆走検知」機能では、逆走に注意が必要な高速道路のSA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)内での再発進時に、音声案内と画面表示で注意喚起。本線合流部で逆走していることを検知した場合も音声案内と画面表示で警告を行なう
「安全・安心運転サポート」の「事故多発地点」表示例
「制限速度」表示例
「一時停止」表示例
「踏み切り」表示例