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パナソニック、HDR対応で夜間や逆光でも見やすい新型リアビューカメラ「CY-RC100KD」

電源回路をカメラ本体に内蔵して取り付け性を向上

2019年7月上旬 発売

オープンプライス

新型リアビューカメラ「CY-RC100KD」

 パナソニック オートモーティブ社は、同社製のカーナビに対応するオプションの新型リアビューカメラ「CY-RC100KD」を7月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万4000円(税別)前後。

 CY-RC100KDでは、画像の明るさをリアルタイムで補正して「白飛び」「黒つぶれ」などを抑制し、視認性を高めるHDR(ハイダイナミックレンジ)対応のイメージセンサーを新たに採用。街灯のある夜間や屋内駐車場といった明暗差の大きな状況でもより鮮明な画像表示を可能としている。

 また、画角を従来モデル「CY-RC90KD」の水平145度、垂直112度から、水平146度、垂直114度に変更して視野角を拡大。より広いエリアを画面確認できるようにした。

ゴリラ「CN-G1300VD」での使用イメージ
HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応して視認性を高め、より確実に安全確認できるようにしている

 このほかに取り付け時の作業性向上も追究。従来はケーブルに設定されていた電源回路をカメラ本体に内蔵してケーブルから突起物をなくし、狭い場所でもケーブルを通過させやすくして配線の作業性を向上。

 また、カメラとカーナビ側を接続するケーブルの中継コネクターを、従来モデルはカメラから4mの位置だったものを0.5mの位置に移動(接続後のケーブル長は9mで変わらず)。カメラの設置と配線作業を別々に行ない、リアハッチ側でコネクター接続が行なえるスタイルに変更して、効率よく取り付けできるようにしている。

電源回路をカメラ本体内蔵に変え、配線のコネクター接続をカメラの近くで行なえるようにして作業性を高めた
CY-RC100KD仕様一覧

品番 CY-RC100KD
出力映像 広角鏡像(後方確認用)
使用電源 DC12V マイナスアース
消費電力 約0.96W(約70mA)
映像素子 1/3.7型カラーCMOS素子
有効画素数 約31万画素(HDR対応)
レンズ 広角 固定焦点 f=1.164mm F値2.0
画角 水平146度、垂直114度
S/N比 40dB以上(推奨照度にて)
水平解像度 400TV本以上(中心部)
照度範囲 約1ルクス~10万ルクス
映像出力 NTSC VBS 1.0Vp-p 75Ω
外形寸法 23×23×23mm(幅×奥行き×高さ。背面突起部を除く)
コード長さ 0.5m
質量 約35g(コードを含む)