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ダイハツ、ステアリングギヤ不具合で「ハイゼット」など16万435台リコール

2021年6月24日 発表

 ダイハツ工業は6月24日、かじ取り装置(ステアリングギヤ)に不具合があるとして7車種、計16万435台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象となるのは「ハイゼット」「ハイゼット デッキバン」「アトレーワゴン」、スバルにOEM供給する「サンバー」「サンバーオープンデッキ」「ディアス」、トヨタ自動車にOEM供給する「ピクシスバン」の計7車種。製作期間は2017年10月31日~2019年7月31日。

 不具合は、ステアリングギヤにおいてブーツ取り付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が当該取付け部に滴下し、ギヤ内部に浸入するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがあるというもの。

 改善措置として全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換する。水の浸入が認められないものはブーツを適正に取り付ける。

 不具合の件数は69件で事故は発生していない。