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トヨタ、“Booking Car”を全国展開開始 従業員へ社用車のシェアリングを可能にする社用車専用クラウドサービス

2021年7月1日 発表

 トヨタ自動車は7月1日、社用車を利用する全国の法人に向けて、社用車専用クラウドサービス“Booking Car”を、全国のトヨタ販売店とトヨタレンタリース店での取り扱い募集を開始した。

 Booking Carは、トヨタモビリティサービスが独自開発したサービスで、2つの特徴がある。

 1点目は、社用車を業務で利用する際に、スマートフォンなどを使い簡単に予約・利用を可能とし、従来のアナログ管理と比較して社用車の管理効率化が図れること。

 2点目は、社用車を業務で利用しない休日・夜間などの時間帯に「共同使用契約」の枠組みを活用して、従業員のプライベート利用によるシェアリングを可能とし、従業員に安価に貸し出すことにより、車両のコスト削減と福利厚生を両立できること。

 同サービスは、2020年11月よりトヨタモビリティサービスで発売以降、全国各地から導入や取り扱いを望む声があり全国展開に至ったという。すでに、約200社の企業から引き合いがあり、すでに導入した利用者からは高い評価を得ているとしている。

 同サービスでは、業務利用とプライベート利用ができる“Booking Car”に加えて、業務利用に特化した社用車の最適化が可能な廉価版サービス“Booking Car LIGHT”の2つのサービスを用意。価格はBooking Carが月額900円/1台、Booking Car LIGHTが月額500円/1台。

 また、1アカウントで利用できる従業員数は無制限で、オプションでキーボックスを導入すれば、24時間365日無人で鍵の受け渡しが可能としている。

 今後の予定として、Booking Car契約取扱店に申し込んだトヨタ販売店・トヨタレンタリース店とトヨタモビリティサービス間で8月以降に契約締結を行ない、準備が整い次第、各社でBooking Carの販売を開始する。

社用車専用クラウドサービス "Booking Car"