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ホンダF1は5連勝へ向け好発進 F1第9戦オーストリアGP予選はレッドブル・ホンダがポールポジション
2021年7月3日 23:08
F1第9戦オーストリアGPが7月2日~4日(現地時間)、オーストリア シュタイアーマルク州のレッドブル・リンクにおいて開催されている。オーストリアGPは第8戦シュタイアーマルクGPと同様レッドブル・リンクを使用して行なわれるが、使用するタイヤのレンジを1段階ソフト方向にシフトしたものを使用。第8戦のミディアムタイヤがハードタイヤとして、ソフトタイヤがミディアムタイヤとして使われ、モナコGPなどで使われた最もソフトなタイヤがソフトタイヤとして使われる。今シーズンのF1でC1~C5まで設定されている5種類のドライタイヤの内、最もソフトなセットとなるC3~C5(C5が最もソフト)のタイヤを使って行なわれる。
予選は7月3日に行なわれ、1分3秒720でマックス・フェルスタッペン選手(33号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)がポールポジションを獲得した。
Relive the climax to a breathless qualifying session#AustrianGP🇦🇹#F1pic.twitter.com/bPkOt5LyJ2
— Formula 1 (@F1)July 3, 2021
ホンダ勢は4台ともQ3へ進出
予選は、Q1、Q2、Q3と3回に分けて行なわれ、Q1での上位から15台がQ2へ、Q2での上位10台がQ3へ進める。なおかつ、Q2で上位10台となりQ3へ進んだ選手はQ2で使用したタイヤで決勝をスタートしなければならない。とくに今回は、第8戦よりソフトなセットで戦うことになり、Q2上位陣の進出タイヤも注目されている。
Q1でのホンダ勢は、マックス・フェルスタッペン選手(33号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)が1分4秒249のトップタイムをマーク。セルジオ・ペレス選手(11号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)、ピエール・ガスリー選手(10号車 アルファタウリ・ホンダ)、角田裕毅選手(22号車 アルファタウリ・ホンダ)も、練習走行からの好調を維持して順調にQ2に進出した。
Q2では、ペレス選手がミディアムタイヤで1度目の走行を真っ先にスタート。1分4秒554をマークする。その後、続々各選手がタイムアタックに向かったが、1度目の走行でトップタイムを出したのはフェルスタッペン選手で1分4秒208(ミディアムタイヤ)。トップ3まではミディアムタイヤだったが、4位にアストンマーティンのベッテル選手がソフトタイヤで位置しており、1度目の走行でミディアムタイヤを使用して11位、12位となったフェラーリ勢の巻き返し判断などがポイントになる。
2度目の走行でのトップタイムはミディアムタイヤでさらにタイムを縮めたフェルスタッペン選手の1分3秒927。ルイス・ハミルトン選手(44号車 メルセデス)が1分4秒258、バルテリ・ボッタス選手(77号車 メルセデス)が1分4秒376で続く。この上位3台はミディアムタイヤ。
4位はソフトタイヤでガスリー選手、6位はミディアムタイヤでペレス選手、角田選手はソフトタイヤで8位とホンダ勢は4台ともQ3に進出した。
フェラーリ勢は2度目のアタックもミディアムタイヤを使用し、11位、12位と2台ともQ2敗退となった。
ポールポジションはフェルスタッペン選手
Q3進出10台によるトップ10の予選順位争いは、9台がソフトタイヤでタイムアタックに挑む(ウィリアウズのラッセル選手は1度目を走行せず)。この1度目でトップタイムを出したのは1分3秒720でフェルスタッペン選手。ソフトタイヤになったことでQ2よりもさらにタイムを縮めてきた。
そして最終アタックとなる2度目のタイムアタックは、残り3分を切ったところで各車コースイン。フェルスタッペン選手は2度目のアタックでタイムは挙げられなかったものの1分3秒720でポールポジションを獲得した。2位は、マクラーレンのランド・ノリス選手の1分3秒768、3位はペレス選手の1分3秒990。4位はハミルトン選手の1分4秒014、5位はボッタス選手の1分4秒049。
アルファタウリ・ホンダは、ガスリー選手が6位、角田選手が7位となり、ホンダパワーユニット勢は4台ともQ3に進出し、決勝は1-3-6-7位からスタートする。
#F1jpフェルスタッペン選手🎤「ここで2回もポールポジションが獲得できたのはいいことですね。明日も仕事を果たせればと思います」#PoweredByHondahttps://t.co/w7W14kauqv
— HondaモータースポーツLive (@HondaJP_Live)July 3, 2021
#F1jpペレス選手🎤「最後にいいラップができて、明日はいいスタートポジションが得られました。予選よりもレースでのマシンの方がいいはずですよ!」#PoweredByHondahttps://t.co/gQ5NiyEYxo
— HondaモータースポーツLive (@HondaJP_Live)July 3, 2021
F1第9戦オーストリアGP 予選結果
順位 | 号車 | ドライバー | 車両 | Q1 | Q2 | Q3 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・レーシング・ホンダ | 1分04秒249 | 1分03秒927 | 1分03秒720 | 15 |
2 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン・メルセデス | 1分04秒345 | 1分04秒415 | 1分03秒768 | 18 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・レーシング・ホンダ | 1分04秒833 | 1分04秒483 | 1分03秒990 | 23 |
4 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分04秒506 | 1分04秒258 | 1分04秒014 | 18 |
5 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分04秒563 | 1分04秒376 | 1分04秒049 | 19 |
6 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分04秒841 | 1分04秒412 | 1分04秒107 | 21 |
7 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分04秒967 | 1分04秒518 | 1分04秒273 | 21 |
8 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン・メルセデス | 1分04秒846 | 1分04秒493 | 1分04秒570 | 20 |
9 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウイリアムズ・メルセデス | 1分04秒907 | 1分04秒553 | 1分04秒591 | 15 |
10 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・メルセデス | 1分04秒927 | 1分04秒547 | 1分04秒618 | 21 |
11 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分04秒596 | 1分04秒559 | - | 15 |
12 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分04秒906 | 1分04秒600 | - | 15 |
13 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン・メルセデス | 1分04秒977 | 1分04秒719 | - | 15 |
14 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ・ルノー | 1分04秒472 | 1分04秒856 | - | 9 |
15 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ・レーシング・フェラーリ | 1分04秒782 | 1分05秒083 | - | 15 |
16 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ・レーシング・フェラーリ | 1分05秒009 | - | - | 9 |
17 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ・ルノー | 1分05秒051 | - | - | 6 |
18 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウイリアムズ・メルセデス | 1分05秒195 | - | - | 6 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース・フェラーリ | 1分05秒427 | - | - | 9 |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース・フェラーリ | 1分05秒951 | - | - | 9 |