ニュース

「2021 FIA世界耐久選手権 第5戦 富士6時間耐久レース」の中止が決定

2021年7月7日 発表

WEC(世界耐久選手権)開幕戦で優勝したトヨタのGR010 HYBRID

「来年の開催に向けて準備を進める」と富士スピードウェイ 原口社長

 富士スピードウェイは7月7日、「2021 FIA世界耐久選手権 第5戦 富士6時間耐久レース」(9月24日~26日)の開催中止を発表した。

 富士スピードウェイは、関係各方面との連携・調整を続けていたが、大会まで残り3か月となり、物流手配などの期限を迎えた現時点においても、外国人選手やチーム関係者の移動および滞在など、開催を確約できる見通しが立たないとのことで、LMEM(WECシリーズ プロモーター)とも協議したうえで本大会の開催を断念したという。

 今後は2022年大会の開催に向け、引き続きLMEMをはじめ、関係各所と協議を進めていくとしている。

 中止決定につき、富士スピードウェイ株式会社 代表取締役社長 原口英二郎氏は「WEC富士大会は“耐久の富士”の象徴的なレースであり、開催に向けて努力してまいりましたが、ファンの皆様のご期待に添うことができず、残念でなりません。来年のWEC富士大会の開催に向けては、LMEMとの固い信頼関係のもと、確実に準備を進めてまいりますので、どうかご期待ください」とコメントを発表している。