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SUPER GT第4戦もてぎ、GT500は1号車STANLEY NSX-GTがポール獲得 GT300は11号車GT-Rがポール

2021年7月17日~18日 開催

GT500でポールポジションを獲得した1号車 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組、BS)

 SUPER GT第4戦 「2021 AUTOBACS SUPER GT Round4 MOTEGI GT 300km RACE」(以下、第4戦もてぎ)が7月17日~18日の2日間にわたってツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で開催されている。7月17日14時15分から予選が行なわれ、18日の決勝レースにおけるスターティンググリッドが決定した。

 GT500のポールポジションを獲得したのは1号車 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組、BS)。2位は19号車 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋組、YH)で2戦連続フロントローからのスタートになる。

 3位は16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹組、DL)となり、GT500の上位はブリヂストン、横浜ゴム、ダンロップの3つの異なるタイヤメーカーが並ぶ結果となった。

 日産勢の最上位は3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正組、MI)の7位。

 GT300のポールポジションを獲得したのは11号車 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信組、DL)。11号車のGT-Rは開幕戦でもポールポジションを獲得しており、今季2回目。11号車が履くダンロップは、第2戦も別のチームでポールを獲得しており、3戦連続でポールポジションの獲得となった。2位は244号車 たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威組、YH)、3位が開幕戦の勝者56号車 リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組、YH)となった。

GT300でポールポジションを獲得した11号車 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信組、DL)

昨年チャンピオンの1号車 STANLEY NSX-GTがポールポジションを獲得、NSX-GTが上位を占める結果に

 年間8戦で行なわれるSUPER GTだが、5月に予定されていた第3戦鈴鹿のレースが、鈴鹿サーキットがある三重県鈴鹿市に「まん延防止等重点措置」が出されたことを受けて、8月に延期された。今回の第4戦は、イベントとしては第4戦だが、レースとして3戦目になる。

 GT500の予選1回目(Q1)では、ランキング上位の多くが下位に沈む結果となった、前戦優勝の17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット組、BS)が14位、ランキングトップの14号車 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太、BS)が13位でQ1敗退に。また、今シーズンはまだノーポイントでサクセスウェイトが軽いため上位に来ると予想されていた23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組、MI)は10位でQ1落ちとなった。

 このQ1でトップタイムをマークしたのは1号車 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組、BS)、2位には16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹組、DL)が続くなど、NSX-GT勢が上位に来る結果になった。

 予選2回目(Q2)でもNSX-GTの快進撃は続いた。山本尚貴選手がドライブする1号車 STANLEY NSX-GTがトップタイムをマークしてポールポジションを獲得した。2位にはわずか0.051秒差で19号車 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋組、YH)。19号車は前戦ポールだったため、2戦連続でフロントローからスタートすることになる。3位は16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTで、ホンダは1-3と上位を独占したことになる。

 日産勢のトップは唯一Q2へ進んだ3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正組、MI)の7位。

予選2位は19号車 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋組、YH)
予選3位は16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹組、DL)
日産勢最上位の3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正組、MI)

GT500 第4戦もてぎ予選結果(暫定)

順位カーナンバー車両名ドライバータイヤサクセスウェイトQ1Q2
11STANLEY NSX-GT山本尚貴/牧野任祐BS221分38秒0011分37秒498
219WedsSport ADVAN GR Supra国本雄資/宮田莉朋YH101分38秒2101分37秒549
316Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT笹原右京/大湯都史樹DL1分38秒1251分37秒768
436au TOM'S GR Supra関口雄飛/坪井翔BS301分38秒3351分37秒865
537KeePer TOM'S GR Supra平川亮/阪口晴南BS461分38秒2901分38秒292
664Modulo NSX-GT伊沢拓也/大津弘樹DL21分38秒4081分38秒401
73CRAFTSPORTS MOTUL GT-R平手晃平/千代勝正MI161分38秒3641分38秒436
838ZENT CERUMO GR Supra立川祐路/石浦宏明BS101分38秒4041分38秒437
98ARTA NSX-GT野尻智紀/福住仁嶺BS141分38秒676
1023MOTUL AUTECH GT-R松田次生/ロニー・クインタレッリMI1分38秒681
1124リアライズコーポレーション ADVAN GT-R高星明誠/佐々木大樹YH1分38秒876
1239DENSO KOBELCO SARD GR Supraヘイキ・コバライネン/中山雄一BS261分38秒886
1314ENEOS X PRIME GR Supra大嶋和也/山下健太BS701分38秒909
1417Astemo NSX-GT塚越広大/ベルトラン・バゲットBS521分39秒055
1512カルソニック IMPUL GT-R平峰一貴/松下信治BS61分39秒448

GAINERの11号車 GT-Rが開幕戦に引き続きポールポジション

 GT300は2020年シーズンから始まった、2グループ(グループA、グループB)での予選一回目(Q1)が行なわれ、両グループでそれぞれ上位8台が予選2回目(Q2)に進んだ。

 この予選1回目では上位のクルマが順当にQ2に進んだものの、グループAでは55号車 ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮組、BS)が10位で、96号車 K-tunes RC F GT3(新田守男/平良響組、DL)が11位などランキング上位を争いそうな車両もQ1敗退となった。このセッションのトップタイムは11号車 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信組、DL)。

 グループBではランキング2位で前戦優勝の60号車 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑組、DL)が12位でQ1で敗退したほか、Q1でトップタイムをマークした11号車と同じチーム、車両で、上位に来ると見られていた10号車 GAINER TANAX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍組、DL)も11位でQ1敗退となった。トップタイムは7号車 Studie PLUS BMW(荒聖治/山口智英組、YH)がマークした。

 予選2回目でトップタイムをマークしたのは11号車 GAINER TANAX GT-R。開幕戦でもポールポジションを獲得した11号車は、ダンロップの3戦連続ポールのうち2回をマークする圧倒的な強さ。

 2位は244号車 たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威組、YH)、3位が開幕戦の勝者56号車 リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組、YH)となった。そして4位が52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰組、BS)で、5位は今回がチームとして100レース目となるメモリアルレースを迎えた4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組、YH)となった。

予選2位は244号車 たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威組、YH)
予選3位は56号車 リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組、YH)
予選4位は52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰組、BS)
予選5位はGT100戦目を迎えた4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組、YH)

GT300 第4戦もてぎ予選結果(暫定)

順位カーナンバー車両名ドライバータイヤサクセスウェイトQ1Q2
111GAINER TANAX GT-R平中克幸/安田裕信DL271分48秒3341分47秒737
2244たかのこの湯 GR Supra GT三宅淳詞/堤優威YH181分48秒7371分47秒892
356リアライズ日産自動車大学校 GT-R藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラYH721分48秒3661分47秒972
452埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田広樹/川合孝汰BS331分48秒5681分48秒254
54グッドスマイル 初音ミク AMG谷口信輝/片岡龍也YH91分48秒6831分48秒265
688JLOC ランボルギーニ GT3小暮卓史/元嶋佑弥YH211分48秒5011分48秒266
761SUBARU BRZ R&D SPORT井口卓人/山内英輝DL481分48秒9131分48秒402
825HOPPY Porsche松井孝允/佐藤公哉YH121分48秒2511分48秒412
918UPGARAGE NSX GT3小林崇志/名取鉄平YH61分48秒8631分48秒696
109PACIFIC NAC CARGUY Ferrariケイ・コッツォリーノ/横溝直輝YH1分48秒8091分48秒849
1165LEON PYRAMID AMG蒲生尚弥/菅波冬悟BS691分49秒3341分48秒904
1287グランシード ランボルギーニ GT3松浦孝亮/坂口夏月YH1分48秒7011分48秒991
137Studie PLUS BMW荒聖治/山口智英YH1分47秒9491分49秒254
1430TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT永井宏明/織戸学YH1分49秒1791分49秒526
1534Yogibo NSX GT3道上龍/密山祥吾YH1分49秒5141分49秒848
16360RUNUP RIVAUX GT-R青木孝行/内田優大YH1分48秒9871分49秒995
172muta Racing Lotus MC加藤寛規/阪口良平BS31分48秒962
185マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号平木湧也/平木玲次YH1分49秒522
196Team LeMans Audi R8 LMS本山哲/片山義章YH1分49秒159
2055ARTA NSX GT3高木真一/佐藤蓮BS331分49秒534
2110GAINER TANAX with IMPUL GT-R星野一樹/石川京侍DL211分49秒391
2296K-tunes RC F GT3新田守男/平良響DL151分49秒702
2360SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT吉本大樹/河野駿佑DL691分49秒391
2421Hitotsuyama Audi R8 LMS川端伸太朗/篠原拓朗YH1分49秒753
2548植毛ケーズフロンティア GT-R田中優暉/飯田太陽YH1分50秒749
2650Arnage AMG GT3加納政樹/柳田真孝YH1分49秒861
2722アールキューズ AMG GT3和田久/城内政樹YH1分51秒524
2835arto RC F GT3ショーン・ウォーキンショー/ジュリアーノ・アレジYH1分50秒099
2931TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT嵯峨宏紀/中山友貴BS1分51秒517