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日野自動車の大型トラック700シリーズにアリソン製トルコン搭載6速ATを採用

2021年7月26日 発表

豪州向け大型トラック HINO 700シリーズ

優れた発進性能と滑らかなシフトチェンジを両立

 アリソントランスミッションの日本法人であるアリソンジャパンは7月26日、日野自動車の豪州向け大型トラック「700シリーズ」の「FS」「FY」ならびに新モデル「FH」「FR」に、アリソン製の3000シリーズおよび4000シリーズのトルコン搭載ATが採用されたと発表した。

 700シリーズは、これまで13.0リッターエンジンのみの設定だったが、新たに9.0リッターのA09Cエンジン搭載モデルが追加設定された。今回このA09Cエンジン搭載モデルにアリソン製の6速フルオートマチックトランスミッションが採用された。

アリソン製AT「3000シリーズ」
アリソン製AT「4000シリーズ」

 エンジンが小型化されてもトルクコンバーターによるトルク増幅効果で、スムーズかつ力強い発進性能を発揮。また、700シリーズのFH、FS、FRはエアサスペンションも選択可能で、滑らかな変速を実現するアリソン製ATと組み合わせることで、より繊細な輸送を必要とする配送車などへの導入も期待できるという。

トラックは「300シリーズ」「500シリーズ」「600シリーズ」もあり、「700シリーズ」がもっとも大きいサイズとなっている

 トルクコンバーターを搭載するアリソン製ATは、優れた発進性能のみならず“Continuous Power Technology”により、滑らかなシフトチェンジを可能とし、間断なくトルクをタイヤに伝達することで、高効率な走行性を実現。また、運転ストレスが軽減される操作性や安全性の高さがドライバーから評価され、さまざまな業界の顧客から反響が寄せられているといい、豪州市場ではアリソン製AT搭載車が増加しているという。

 なお、アリソン製ATが設定される4モデルは「配送車」「塵芥収集車」「ミキサー車」「トレーラー」など幅広い業種、用途での利用が想定されている。

配送車、塵芥収集車、ミキサー車、トレーラーなど幅広い利用が想定されている