ニュース

マセラティ、ミッドシップ2シータースポーツカー新型「MC20」を北カルフォルニアで初披露

2021年8月16日(現地時間) 発表

北カルフォルニアで初披露されたMC20

20年以上ぶりの自社開発エンジンは最高出力630PS/最大トルク730Nmを発生

 マセラティは8月16日(現地時間)、カリフォルニア州モントレーで開催されたモントレー・カー・ウィークのハイライトのひとつ「ペブルビーチ・コンセプト・ローン」にて、ミッドシップレイアウトの2シータースポーツカー新型「MC20」を北カリフォルニアで初めて披露した。

 モントレー・カー・ウィークは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年は開催が中止されたが、2021年になりイベントは復活。ペブルビーチ・コンセプト・ローンでは、MC20の先進的で印象的なエアロダイナミクスデザインとイノベーションを紹介。

MC20ではマセラティで初めてバタフライドアが採用された

マセラティ、スーパースポーツカー「MC20」を日本で公開

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1276255.html

 最高速325km/hを誇るMC20は、マセラティ初のカーボンファイバーモノコックを採用し、1500kg以下の軽量化を実現したスーパースポーツカーで、パワフルな新型マセラティ ネットゥーノ(Nettuno)エンジンを搭載。ネットゥーノエンジンは、F1由来の技術を採用したV型6気筒 3.0リッターツインターボエンジンで、最高出力630PS/7500rpm、最大トルク730Nm/3000-5500rpmを発生。トランスミッションは8速DCTが組み合わされる。優れたパワーウエイトレシオを誇り、0-100km/h加速は2.88秒を実現するという。

最高速325km/hを誇るMC20

 イタリア語で“レース”を意味する「マセラティ・コルセ」の頭文字“MC”が付けられている新型MC20は、伝説的な「MC12」の後継でレーシングカーとしてのDNAを持ったモデル。また、630PSのネットゥーノエンジンは、マセラティのレーシング・ヘリテージをドライバーに確実に伝えると同時に、20年以上ぶりにマセラティが自社によるパワーユニットを生産を復活させた。新型MC20はイタリアのヴィアーレ チロメノッティ工場で製造され、100%メイドinモデナとなっている。