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ダイハツ×日本特殊陶業、自動車技術を応用した除菌装置「MIRACLEBUSTER」を共同開発

2021年8月30日 発表

MIRACLEBUSTER(本体)

短時間でPMを処理する排出ガス処理技術を応用

 ダイハツ工業は、日本特殊陶業と共同で除菌効果のあるオゾンを利用した「MIRACLEBUSTER(ミラクルバスター)」を開発し、8月30日から福岡県久留米市の施設で除菌活動を開始したことを発表した。

 今回開発したMIRACLEBUSTERでは、短時間でPM(粒子状物質)を処理する排出ガス処理技術を応用することで、効率的な空間除菌を実現。さらに、空間だけでなく物体表面の除菌も可能とし、専門機関による試験では、室内(25m 3 )の浮遊ウイルスを5分で99.4%低減、物体表面の付着ウイルスを60分で99.93%低減する効果が確認されたとしている。

使用風景(イメージ・無人環境)

ダイハツ、UVによる除菌装置「ULTRABUSTER」を全国の販売会社へ無償貸与

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1314695.html

 ダイハツは、自動車づくりの一環として、排出ガスに含まれるPM(粒子状物質)を、プラズマを用いて処理する技術開発に取り組んでいて、プラズマを使用する際に副生成物として生じるオゾンを除菌に活用できないかと考え開発に着手。ダイハツの「くらしとクルマの研究所」は、社員ならびに近隣地域のユーザーに安全・安心な環境を提供するため、2月25日に発表した紫外線を用いた除菌装置「ULTRABUSTER(ウルトラバスター)」も開発。今回、日本特殊陶業とMIRACLEBUSTERを共同で開発したという。