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BMW、今秋発表予定の新型BEV「iX」先行公開

2021年9月7日 先行公開

BMWの新型BEV「iX」を先行披露

スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)を再定義

 ビー・エム・ダブリューは9月7日、導入記念モデルとなる「ローンチ・エディション」の先行受注を6月に開始し、2021年第4四半期に正式発売を予定している新型BEV(電気自動車)「iX(アイエックス)」を報道陣に先行公開した。

 iXは、モビリティの新時代の到来を告げるクルマとして、デザイン、サスティナビリティ、駆け抜ける喜び、多用途性、ラグジュアリーといったテーマに焦点を当てて開発されたモデル。拡張性のある新しいシステムをベースしたモデルで、スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)を再定義した1台となる。

最後部ピラーには「iX」のロゴが入る

 より「人」を中心に据えた自動運転とコネクティビティによる新たなモビリティ体験を提供するためにデザインを徹底的に突き詰めたというiX。エクステリアは虚飾を抑えユーザーのニーズに向き合うデザインとし、インテリアはドライブの時間をリラックスできて、安心かつ安全な、新しい形のラグジュアリーを具現化した。

 2基の電気モーターを搭載する第5世代の「BMW eDRIVE」は、最高出力370kW(500PS)を超え、0-100km/h加速は5秒足らずとし、最新世代の高電圧バッテリにより航続距離は600km以上を実現。新しい充電技術により最大200kWのDC急速充電を可能とし、10分以内の充電で120km以上の航続距離に匹敵するエネルギーを蓄えられるという。使用しているバッテリは、長期的資源リサイクルの一部として設計していて、極めて高いリサイクル率を実現する。

モノシリック(一枚岩のよう)なエクステリアデザイン

 現代的なSAVフォルムを持ちながらも、控えめな新しいデザイン言語により、力強さと頑丈さを表現するモノリシックなデザインを採用。ローカル・エミッション・フリーを実現する機能性と、日常的に使用するだけでなく、旅に出たときにも快適に感じられるスペースを確保した。そのボディには「X5」の機能性、「X6」のダイナミズム、「X7」の表情豊かなルックスを兼ね備え、SAVのパワフルなスタイリングを再構築した。

新デザインのフルLEDヘッドライトを備え、テールランプはBMWの量産車でもっともスリムな形状を採用。極めて薄型だが表情豊かな光の演出を行なう。また、リアフォグランプとリフレクターはディフューザーに組み込まれている

 ボディサイズは全長と全幅はX5に、全高はX6に匹敵し、X7を想起させるホイールサイズに3mのホイールベース、前後のワイドトレッドとサスペンションが上質な快適性とスポーティなコーナリング特性を両立している。

 フロントフェイスはキドニーグリルと特徴的なツインヘッドライトが組み合わされ、先駆的な外観を実現。さらにグリルの表目は3Dピラミッド・パターンがあしらわれる。キドニーグリルは完全に閉じられていて、裏側にはカメラ、レーダーといった各種センサーが配置されている。

EVをイメージさせるブルーの挿し色が入るヘッドライト
縦長のギドニーグリルを採用
フロントバンパー両端はサイドへエアを誘導
サイドミラーにはカメラとLEDウインカーが内蔵される
タイヤは前後ともブリヂストンのアレンザ(275/40R22)を装着
充電ポートは右リアに配置される
左リアに「iX」のエンブレム
BMWにリアカメラを内蔵。また中央部分が突起してカメラを洗浄するウォッシャー液噴射システムも搭載している
右リアにはX-Driveのエンブレム

生活の質を高めてくれる大きなスペースを確保した室内

 新開発のシートやパノラマ・ガラス・ルーフにより、すべての席が上質なラウンジの雰囲気を再現。新たなアーキテクチャが機能性を支えるだけでなく、センタートンネルのないオープンな空気感が強調されるのと同時に、家具のようなデザインのセンターコンソールを実現している。

 必要不可欠な操作系はすべてディスプレイに内蔵され、すっきりとしたキャビンと居心地のよい空間を再現し、見えないように配置されたスピーカーやダッシュボードに埋め込まれたHUD(ヘッドアップディスプレイ)など繊細なデザインでインテリアを構築。BMW初の六角形のステアリングやロッカースイッチ式のギヤセレクター、湾曲したカーブドディスプレイにより未来志向のあるべき姿を表現した。

 新開発のヘッドレスト一体型シートは、左右非対称デザインを採用。シートやダッシュボードに使用しているレザーは天然のオリーブの葉の抽出物を使用し、製造工程で環境に悪影響を及ぼす残留物を一切出さないという。また、新開発のシートにはシートヒーター、ベンチレーションシート、マッサージ機能などがオプション設定される。背面にはUCB Cポートが2つ搭載され、後部席の利便性を向上させている。

スッキリとしたインパネが特徴の前席
新開発のヘッドレスト一体型シート
湾曲したカーブドディスプレイを採用
アクセルペダルとブレーキペダル
BMW初の六角形ステアリング
左側はクルーズコントロールのスイッチを配置
右側はオーディオ、電話、ディスプレイの表示切替などが行なえる
航続可能距離が分かりやすく表示される
シートにある機能の調整はディスプレイで行なう
大きなパノラマ・ガラス・ルーフ
家具のような新デザインを採用した操作パネル
天井には間接照明やマップランプ、緊急(SOS)スイッチも備える
シートの前後スライドや背もたれの角度調整は宝石のようなボタンで行なえる
後部席用のエアコンスイッチ
センターコンソールの小物入れは両サイドに開くタイプで奥行きもしっかりある
大容量のラゲッジスペース。リアシートは4:2:4で可倒できるタイプ
ラゲッジスペースの下にも収容スペースを確保している
テールゲートを開けた状態でも周囲に存在を伝えられる「セカンダリ・ライト・ユニット」を装備