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SKY GROUP、世界限定40台のブガッティ「ボリード」予約開始
2021年9月16日 06:00
- 2021年9月14日 予約開始
1850PS/1850NmのW型16気筒 8.0リッター4ターボエンジンを搭載するハイパーカー
SKY GROUPは9月14日、国内唯一のフランス製少量生産ラグジュアリーハイパーカーブランド ディーラー「ブガッティ 東京(BUGATTI TOKYO)」にて、世界限定40台のブガッティ「ボリード」の予約受付を開始した。
ブガッティは、8月に北米のペブルビーチで完成形を公開した新しいハイパーカーのボリードを、40台限定のサーキット走行を前提としたモデルとして少数生産。サーキットなどの限られた環境下で走行することを前提としているため、公道走行は認められていない。
ボリードのデザインは、ブガッティのスタイル哲学である“form follows performance”というアプローチを極限的に踏襲。さらに、ブガッティが1920年代に行なった輝かしいモータースポーツの歴史に敬意を表し、妥協のない軽量構造を採用している。車重は、40台のボリードのためにだけに開発された全く新しいカーボンモノコック・シャシーが大きく貢献し、極限まで削ぎ落された1240kg。シートはレーシングポジションに合わせられている。
ボリード専用の空冷式W型16気筒8.0リッターエンジンはいつでも高回転で走行できるようチューニングが施され、加速は「シロン」よりもさらに強烈に、それでありながらドライバーとマシンの一体感を高めた究極のレスポンスを実現。4つのターボチャージャー、トランスミッション、ディファレンシャルや冷却システムにも手を加え、各部に軽量で高剛性なチタン合金製のパーツを組み込むことで、最高出力1850PS、最大トルク1850Nmを発生するパワーユニットとした。
外観は、シロンで表現されてきたハイパースポーツカーではなく、空力的に洗練されたF1やLMP1のマシンを彷彿とさせる多数のエアダクトと繊細なフロントエンドのデザインを採用。地上高を極力低く抑えたことにより低重心の効果は最大限に達し(995mm)、ルーフにはエアインテーク・スクープを装備。印象的なリアディフューザーとの組み合わせで、Xシェイプのリアシルエットを構成しているボリード専用のウイングなどにより320km/hで2600kgという圧倒的なダウンフォースをもたらし、高速域での強力なトラクションを確保している。
これらに加え、4WDの駆動とともに、安定した姿勢で静止状態から100km/hまでを2.17秒で駆け抜けるローンチ性能、500km/hに達する加速性能、コーナリング時における敏捷性など、ブガッティ史上においてこれまでに誰も経験したことの無いレベルにドライバーを導くという。
また、ボリードは走行性能とドライビングプレジャーを担保するための安全性のほか、十分な快適性も持ち合わせており、HANSシステムへの対応、自動消火システム、圧力式燃料補給システム、セントラル・ホイール・ロック、6ポイント・セーフティ・ベルト・システムなどが装備されている。
なお、ボリードのオーナーには、ブガッティからサーキットを専用に貸し切ってラグジュアリーな演出の中で行なわれる専任のインストラクターによる走行トレーニングや、ボリード専用の走行イベントへの参加資格が与えられるとしている。