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スーパーフォーミュラ第7戦 第20回 JAF鈴鹿グランプリ、優勝は福住仁嶺選手
2021年11月5日 11:21
10月31日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)において全日本スーパーフォーミュラ選手権の今シーズン最終戦となる第7戦 第20回 JAF鈴鹿グランプリが開催された。
午前中は雨がぱらついたものの、お昼ごろにはやみ14時の決勝レースはドライコンディションで迎えられると思われていた。しかしながら、決勝スタート直前に小雨が降るなど、波乱部含みでレースはスタートした。
各選手スタートを決め、ポールポジションの松下信治選手(ビーマックス レーシングチーム)を先頭に1コーナーに入っていく。しかしながら、松下選手はジャンプスタートとなり、5周目にドライブスルーペナルティが提示された。
変わって先頭に立ったのは5番手スタートの野尻智紀選手(チーム・ムゲン)。野尻選手は前戦でシリーズチャンピオンを決めており、好調な走りを見せていた。しかしながら、13周目のタイヤ交換後のアウトラップで、福住仁嶺選手(ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング)がトップに。その後、平川亮選手(カーエネクス チーム インパル)が追い上げるが、福住選手は逃げ切り今シーズン2勝目を挙げた。福住選手は第2戦鈴鹿でトップを快走するも残念ながらトラブルでリタイアとなっており、そのリベンジも果たした形だ。
最終戦を終え、ドライバータイトルは前戦で野尻智紀選手が獲得していたものの、チームタイトルは平川亮選手、関口雄飛選手が上位でゴールしたことでカーエネクス チーム インパルに。表彰台では両選手と、星野一義監督の笑顔が見られた。また、ルーキー・オブ・ザ・イヤーは第6戦で初優勝し、最終戦でも上位でゴールした大津弘樹選手(レッドブル ムゲン チームゴウ)が獲得した。
スーパーフォーミュラに関しては、運営団体であるJRP(日本レースプロモーション)からドライバーズファーストやデジタルシフト、カーボンニュートラルフューエル導入を主軸とする「SUPER FORMURA NEXT 50(ネクストゴー)」という改革案が発表されており、2022年からは大きく変化していくことが予想される。
その第1弾となるのが、12月7日から3日間行なわれる来季に向けた合同テスト&ルーキードライバーテスト。ドライバーズファーストに向け、新しいドライバーに経験を積んでもらうとし、ルーキードライバーの占有時間などが設定される予定だ。
スーパーフォーミュラ第7戦 第20回 JAF鈴鹿グランプリ
順位 | ナンバー | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | タイム差 | 前走車との差 | ベストラップ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 福住仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 | 30 | 51'37.552 | - | - | 1'41.234 |
2 | 20 | 平川亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 | 30 | 51'38.868 | 1.316 | 1.316 | 1'40.652 |
3 | 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN SF19 | 30 | 51'46.261 | 8.709 | 7.393 | 1'40.637 |
4 | 19 | 関口雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 | 30 | 51'59.194 | 21.642 | 12.933 | 1'41.418 |
5 | 15 | 大津弘樹 | TEAM MUGEN SF19 | 30 | 52'04.051 | 26.499 | 4.857 | 1'41.531 |
6 | 3 | 山下健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 | 30 | 52'10.542 | 32.99 | 6.491 | 1'41.681 |
7 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | ORIENTALBIO KONDO SF19 | 30 | 52'14.882 | 37.33 | 4.34 | 1'41.725 |
8 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 | 30 | 52'17.768 | 40.216 | 2.886 | 1'42.392 |
9 | 1 | 山本尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 | 30 | 52'20.480 | 42.928 | 2.712 | 1'41.841 |
10 | 6 | 牧野任祐 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 | 30 | 52'23.496 | 45.944 | 3.016 | 1'42.338 |
11 | 64 | 大湯都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 | 30 | 52'24.352 | 46.8 | 0.856 | 1'41.643 |
12 | 51 | 松下信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 | 30 | 52'25.223 | 47.671 | 0.871 | 1'42.157 |
13 | 39 | 阪口晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 | 30 | 52'29.051 | 51.499 | 3.828 | 1'42.702 |
14 | 37 | 宮田莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 | 30 | 52'32.238 | 54.686 | 3.187 | 1'42.173 |
15 | 18 | 国本雄資 | KCMG Elyse SF19 | 30 | 52'37.355 | 59.803 | 5.117 | 1'41.807 |
16 | 38 | 坪井翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 | 30 | 52'41.523 | 1'03.971 | 4.168 | 1'42.208 |
17 | 14 | 大嶋和也 | NTT Communications ROOKIE SF19 | 30 | 52'42.249 | 1'04.697 | 0.726 | 1'41.964 |
18 | 7 | 小高一斗 | KCMG Elyse SF19 | 30 | 52'43.754 | 1'06.202 | 1.505 | 1'42.084 |
19 | 12 | タチアナ・カルデロン | ThreeBond DragoCORSE SF19 | 30 | 52'56.472 | 1'18.920 | 12.718 | 1'42.387 |