ニュース
MOTUL、エンジンオイル新「300V」シリーズ発売 新技術により性能を改良
2021年11月22日 17:39
- 2021年11月より順次発売
- 8360円(2L)
誕生から50年。改良されたエステルコアテクノロジーによって更に進化
MOTUL Japanは、主力製品であるエンジンオイル「300V」シリーズの新製品を2021年11月より順次発売する。新しくなった300Vは、出力重視のスプリント系「Power」、出力と耐久を両立させたバランス系「Competition」、エンジン保護を重視した耐久系「Le Mans」の3つのシリーズで構成され、価格はいずれも2Lで8360円。
新300Vは、改良された「ESTER Core(エステル コア)テクノロジー」によって更に進化を遂げた革新的なオイル。厳選されたエステル添加剤と最高品質の合成基油を配合することで、現代のエンジンやクルマ、マシンのコンディションに対応する新技術を確立したという。
具体的には、エンジン内部の摩擦抵抗を低減することでエンジン性能の向上を実現。新しいフォーミュレーションにより、エンジンのパワーバンド全体が改善され、パワーとトルクが向上させるほか、極限のコンディション下においても、最大限の油膜抵抗を実現する高いせん断安定性を提供することにより、高性能はそのままにエンジンを保護することを可能にした。
また、排気微粒子除去フィルターなどの排気ガス後処理システムにも対応し、特にエタノールなどのバイオ燃料と互換性があり、小型エンジンのLSPI(低速プレイグニッション)から保護。
さらに、非化石再生可能材料を使用した有機ベースストックを使用していることで、環境への影響を抑え、製造プロセス中に発生するCO2排出量を25%削減することに成功。これにより非常に優れた走行体験が可能になり、レーサーや一般のドライバーにパワー、耐久性、信頼性をもたらし、レーサーやモータースポーツを愛する人だけではなく、一般のドライバーもスムーズな走行を体験できる最適なオイルへと改良されたとしている。
新「300V」ラインアップ
POWER
0W-8から5W-30までの非常に低い粘度グレードで、最大の出力を可能にするエンジンオイル。低オイル燃料希釈を対象とするエンジンに対応している。粘度:0W-8、0W-16、0W-20、0W-30、5W-30
COMPETITION
0W-40から15W-50までの中間粘度グレードで、エンジン出力の向上と信頼性の確保を高次元でバランスさせたエンジンオイル。中程度のオイル燃料希釈を対象とするエンジンに対応している。粘度:0W-40、5W-40、5W-50、10W-40、15W-50
MOTULと「300V」50年の歴史
MOTULはフランスに本社を置く世界的な潤滑油メーカーで、自転車、自動車、その他の車両向けのハイテクエンジンオイルや、業界向けの潤滑油「Motul Tech」の製造や販売を行なっている。製品の品質、革新的な能力、競争分野への関与においてMOTULは、160年以上に渡って高い評価を得ていて、1971年に世界で初めてエステル技術を活用した自動車用100%化学合成オイル「300V」を発売し、最新の技術革新をいち早く製品に反映しながら、数々のレースにおいて最高パフォーマンスと信頼性を実現してきた。
MOTULは多くのメーカーやレーシングチームのパートナーを務めていて、これまでに、ロードレース、トライアルレース、エンデューロレース、耐久レース、スーパーバイクレース、スーパークロス、ラリークロス、GT1、ル・マン24時間レース(クルマとオートバイ)、スパ24時間、ル・マンシリーズ、アンドロス・トロフィー、パリ・ダカールラリー、鈴鹿8時間耐久ロードレース、ボルドール24時間耐久ロードレース、デイトナ200マイル バイクレースなどの国際大会において、さまざまなチームの公式サプライヤーも務めている。