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MOTUL、最新規格に適合させたエンジンオイル 新「J-01シリーズ」

2021年4月 順次発売

1712円(1L)~6906円(4L)

新「J-01シリーズ」をラインアップ

従来品をベースに品質と性能をグレードアップ

 モチュール ジャパン(MOTUL Japan)は4月より、独自のベースオイル技術を採用した100%化学合成ベースの4輪専用エンジンオイル「J-01シリーズ」をアップグレードし、最新規格に適合させた新「J-01シリーズ」として順次発売している。「Hybrid」「Eco」「Lite」「Street」の4種類が設定され、容量は1L(Hybridを除く)と4Lがあり、価格は1712円(1L)~6906円(4L)。

 この新「J-01シリーズ」は、2020年5月にエンジンオイルの性能や品質を示す規格が10年ぶりに改定され、新たな規格となる「API SP」および「ILSAC GF-6」が施行されたことを受け、これまでの“あらゆる車種や乗り方に合わせたエンジンオイルとして設計”というコンセプトは維持しつつ、新たに“キープクリーン”をコンセプトに加え「省燃費性」や「異常燃焼の防止性」「摩耗防止性」など、最新規格に適合する内容へとグレードアップした製品。

従来品に備わっていた3つの強みをさらに改善
従来品との比較

 グレードアップの詳細は「清浄性」が34%、「エンジン保護性能」が50%、「省燃費性」が110%と、従来品に備わっていた3つの強みをそれぞれ改善。その他にも「酸化安定性」を40%改善させた。さらに、従来品にはなかったLSPI(低回転域での異常燃焼状態)防止性、タイミングチェーン摩耗防止性といった新しい性能を加えたことで、最新規格に適合させている。

清浄性が向上

 APIのエンジン試験の1つである、高温酸化安定性を評価するシーケンスIII試験後の、ピストンアンダークラウン(ピストン裏側)の評点を比較。数値が大きいほど清浄性が良好と判断でき、新旧商品比較では従来品に対して34%の改善が見られたという。

エンジン保護性能が向上

 摩耗金属量の推移によるエンジン保護性能の比較。新商品の方が金属の含有量が低く、摩耗に対して強い(保護性能が高い)ことが判明。新旧商品比較では50%エンジン保護性能が改善。

清浄性の比較
エンジン保護性能の比較

酸化安定性が向上

 酸化の変化の比較。新商品の方が酸化の増加が緩やかで安定し、新旧商品比較では40%酸化安定性が改善したとしている。

省燃費性が向上

 省燃費性の比較。省燃費性が大きく改善していて、新旧商品比較では110%省燃費性が改善しているという。

酸化の変化比較
省燃費性の比較

新「J-01シリーズ」商品ラインアップ

新J-01シリーズラインアップ
新J-01シリーズ価格一覧

・J-01 Hybrid 0W-16
 省燃費ガソリン車やハイブリッドカー向けに開発されたエンジンオイル。API SP / ILSAC GF-6Bを取得し、優れた低摩擦特性によりエンジン効率を高め、高い省燃費性能を発揮する。

・J-01 Eco 0W-20
 省燃費ガソリン車やハイブリッドカー向けに開発されたエンジンオイル。API SP / ILSAC GF-6Aを取得し、直噴ターボエンジンで発生しやすいLSPI防止性、タイミングチェーン摩耗防止性を発揮。

・J-01 Lite 5W-30
 省燃費ガソリン車向けに開発されたエンジンオイル。API SP /ILSAC GF-6Aを取得し、優れた油膜保持能力とフリクションロスの低減を両立。エンジン内部を保護すると同時に省燃費に貢献する。

・J-01 Street 5W-40
 省燃費ガソリン車向けに開発されたエンジンオイル。API SPを取得し、優れた低温時の始動性と強力なエンジン保護性能を発揮。さまざまな状況下において快適なドライブを実現。