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ザイリンクス、スバルの新世代「アイサイト」に採用されたステレオカメラシステムを展示

2022年1月19日~21日 開催

スウェーデンのVeoneerがスバルに供給するステレオカメラシステムにザイリンクスの「Zynq UltraScale+ MPSoC」が採用された

 東京ビッグサイトで1月19日~21日の期間開催されている「第14回 オートモーティブ ワールド」。ザイリンクスは、新型「レヴォーグ」の実車を展示、レヴォーグに採用されたスバルの新世代「アイサイト」のステレオカメラシステムを展示している。

 新型レヴォーグのステレオカメラシステムは、スウェーデンのVeoneerが供給するもので、そのステレオカメラシステムに搭載されるSoCにザイリンクスの製品「Zynq UltraScale+ MPSoC」が採用された。

 これまでのASSP(Application Specific Standard Product)の固定型シリコンやCPUでは、機能を変更するために新たにハードウェアを製造し直す必要があったが、ザイリンクスのFPGA(フィールド プログラマブル ゲート アレイ:Field Programmable Gate Array)技術をベースとするアダプティブ コンピューティング プラットフォームによって、ハードウェアの製造後に機能変更を可能とし、開発現場における柔軟性が評価されているという。

ザイリンクスが2020年8月20日に発表したプレスリリース

 このほかにも、ザイリンクスブースに展示された新型レヴォーグの車内では、ドライバーの視線までを検出する「前席乗員モニタリング システム」のデモを実施。ザイリンクス Zynq-7000 ベースのFDM(FOVIO Driver Monitoring)チップに搭載された Seeing Machinesの広角 RGB-IR イメージ センサーを用いて、ドライバー助手席の同時モニタリングを実現させたことなど、適応性に優れたザイリンクスのオートモーティブ(XA)製品群を紹介している。

ドライバーの視線までを検知する前席乗員モニタリングシステム