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スズキ、スポーツアドベンチャーツアラー「Vストローム650」シリーズを改良 国内排出ガス規制に対応
2022年3月10日 16:24
- 2022年4月27日 発売
- V-Strom650 ABS:95万7000円
- 2022年3月28日 発売
- V-Strom650XT ABS:100万1000円
排ガス規制に対応させつつ、新たなカラーリングを設定
スズキは、街中から高速道路、山岳路まで、長距離ツーリングを快適に楽しむことができる、スポーツアドベンチャーツアラーのV-Strom(ブイストローム)650シリーズを、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応させた「V-Strom 650 ABS」を4月27日、ワイヤースポークホイール仕様の「V-Strom 650XT ABS」を3月28日に発売する。価格はV-Strom650 ABSが95万7000円、V-Strom650XT ABSが100万1000円。
V-Strom 650シリーズは、フロントには縦型2灯ヘッドライトを採用するなど、1988年発売の野性的で力強いスポーツアドベンチャーツアラー「DR-BIG」のDNAを継承したスタイリングが特徴で、アルミ製キャストホイールを装着した標準車に加え、ワイヤースポークホイール仕様車となるXTを設定。
搭載するV型2気筒 645cm3エンジンは、低回転域での鼓動感や、中回転域の力強い立ち上がりから高回転域までのスムーズな出力特性が特徴で、最高出力(51kW/8800rpm)、最大トルク(61Nm/6300rpm)を発生。34.0km/Lの優れた燃費性能を実現しながら、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応させている。
また、2段階から選択可能なトラクションコントロールを採用し、前後輪の速度、スロットルポジション、クランクポジション、ギヤポジションの各センサーの情報により、リアタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を低減し、エンジン出力をより効率よく路面に伝達することが可能となり、より快適なライディングを楽しめるとしている。
共通装備としては、広い前方視界を確保する快適な乗車姿勢と、高さを3段階に調整できる大型可変ウインドスクリーンを採用。快適な座り心地と足つき性を実現するスリムな形状のシートと燃料タンクは、より長い航続距離を実現する大容量20Lを確保している。また、ギヤポジション、平均燃費、航続可能距離など、多様な情報を表示できる機能的な液晶メーターパネルや、パネル下部に12Vのアクセサリーソケットを標準装備。さらにV-Strom 650XT ABSは、防風・防雨効果により長距離や寒冷時における快適性を向上するナックルカバーと、アドベンチャーイメージを高めるアンダーカウルも合わせて標準装備される。
そのほかにも、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、スターターモーターを回転させてエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。さらに、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能とした。
また、発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度などの情報を用いて、エンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」を採用し、発進・停車を繰り返す市街地走行などでの操作性を向上。前後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐABSを標準装備する。