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国交省、日野自動車に型式指定取消の行政処分

2022年3月29日 発表

 国土交通省は3月29日、エンジン認証に関する日野自動車の不正行為に対して、不正のあった日野自動車と、日野製エンジンを搭載したバスを販売するトヨタ自動車、いすゞ自動車を含めて3月29日付けで行政処分を行なったと発表した。

 行政処分の対象となる自動車製作者は、日野自動車、トヨタ自動車、いすゞ自動車の3社で、3月25日に実施した聴聞の結果を踏まえたもの。下記の複数の型式が指定取消の対象となる。

 日野自動車は、中型エンジン「A05C」の一酸化炭素等発散防止装置の装置型式の指定の取消しとして「A05C-TFA」「A05C-TFB」。中型エンジン「A05C」を搭載した共通構造部型式の指定及び燃費評価の取消しとして、レンジャーの「FC-DH0」。

 大型エンジン「A09C」を搭載した共通構造部型式の指定及び燃費評価の取消しとして、セレガ、プロフィアの「FR-DH0」「FW-DH0」「FN-DH0」「FH-DH0」「PR-DH0」「SH-DH0」「FR-HH0」「FW-HH0」「RU-DH0」。大型エンジン「E13C」を搭載した共通構造部型式の指定及び燃費評価の取消しとして、セレガ、プロフィアの「FR-DH0」「FW-DH0」「SH-DH0」「SS-DH0」「RU-DH0」。

 トヨタ自動車については、小型エンジン「N04C」を搭載した自動車型式の指定及び燃費評価の取消しとして、トヨタ「コースター」、日野「リエッセII」、トヨタ「コースタービッグバン」、日野「リエッセIIビッグバン」の「2KG-XZB60」「2KG-XZB70」「2KG-XZB80」「2PG-XZB60」「2PG-XZB70」「2PG-XZB60V」「2PG-XZB70V」「2KG-XZB60M」「2KG-XZB70M」「2KG-XZB80M」「2PG-XZB60M」「2PG-XZB70M」「2PG-XZB60Y」「2PG-XZB70Y」が対象となる。

 いすゞ自動車については、大型エンジン「A09C」を搭載した共通構造部型式の指定及び燃費評価の取消しとして、ガーラの「RU-DS0」、大型エンジン「E13C」を搭載した共通構造部型式の指定及び燃費評価の取消しとしてガーラの「RU-DS0」が対象となる。

国土交通省が公開した資料