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TGR、2022年度「TGR-DCレーシングスクール」参加者募集 上位カテゴリーへのステップアップも可能

2022年4月14日~5月31日 募集期間

TOYOTA GAZOO Racing主催のレーシングスクールが、2022年度の参加者の募集を開始した

トップカテゴリーに通用するドライバーを育成するプログラム

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は4月14日、国内外のトップカテゴリーで活躍できるプロドライバーの発掘・育成および、正しいドライビング教育によるモータースポーツ底辺の拡大を目指し、「TGR-DCレーシングスクール(TGR-DC RS)」の2022年度の開催概要を発表した。また、発表にあわせてTGRの次世代を担うドライバーの募集を開始した。

 TGRは才能のある人材を発掘し、実力に応じて上位カテゴリーへとステップアップできる仕組みを持つ「TGRドライバー・チャレンジプログラム(TGR-DC)」を展開。そしてTGR-DC RSは、その登竜門として若き才能あるドライバーの発掘・育成を担うもので、前身である「FTRS(Formula Toyota Racing School)」のノウハウを受け継ぎ、2022年で28年目を迎えるトヨタのレーシングスクール。

TGR-DCレーシングスクールのステップアップのイメージ

 これまで延べ600名以上がこのスクールを受講していて、卒業生は、FIA世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)、SUPER GT、全日本スーパーフォーミュラ選手権といった国内外のトップカテゴリーで活躍しているほか、2022年は卒業生の平川亮選手がWECへ新たに参戦した。

 2022年も昨年同様、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、少人数のグループ制で、富士スピードウェイでの合宿形式でスクールを開催。フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で使われていた本格的なフォーミュラカーでの実走行を中心とした内容で、指導面では日本人初のル・マン24時間レース総合優勝者である関谷正徳氏が校長を務める。主任講師は初代FTRSスカラシップドライバーであり、現在も国内トップカテゴリーの各方面でドライバーと監督を務める片岡龍也選手が、参加者にマンツーマンで指導を行なう講師陣は、TGRと共に活動する現役のプロドライバーが担当する。

フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で使われていた本格的なフォーミュラカー(FC106)でのレッスンの様子

 優秀で将来性が見込めるドライバーは「TGR-DC RSスカラシップドライバー」として選出され、トップドライバーになるための指導や翌年以降のFIA-F4選手権参戦に向けた体制支援を受けることが可能。実際にTGR-DC RSスカラシップドライバーになった野中誠太選手は、2021年のFIA-F4選手権でシリーズ優勝を果たし、今季から「TGR-DC 育成ドライバー」として、TGRから支援を受けて全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権へとステップアップしている。

 TGRは「これからも、ひとりでも多くの若者がプロドライバーを目指し、トップカテゴリーのレースに挑戦し夢を実現できるよう、未来のモータースポーツを担う若手ドライバーの育成・支援に力を注いでいきます。また同時に、誰もがプロドライバーを目指せる環境づくりにも取り組んでいきます。レーシングカートやe-Motorsportの経験者に限らず、プロドライバーを志し、自らの可能性を信じ挑戦する熱い想いを持った皆さまからのご応募をお待ちしています」と参加者を募っている。

2021年の参加者たち

2022年 TGR-DC レーシングスクール概要・申込方法

日程:全2回(①と②どちらか)
①2022年7月18日~19日
②2022年7月20日~21日
開催地:富士スピードウェイ・ショートサーキット(静岡県駿東郡小山町)
使用車輌:FC106
校長:関谷正徳氏
主任講師:片岡龍也選手
講師:TGR現役ドライバー(※2021年参考:土屋武士選手/石浦宏明選手ほか)
受講条件:14歳以上
受講料:150,000円(宿泊費・食事・税込)※交通費は自己負担
選考方法:書類審査(※先着順ではない)
申込方法:「参加申込書(PDF)」をダウンロードして必要事項を記入の上、郵送または「メール」にて送付。
申込先:TGR-DCレーシングスクール事務局
    住所:〒190-1211 東京都西多摩郡瑞穂町石畑1590-15
    TEL:042-513-8013 FAX:042-556-2393
申込締切:2022年5月31日消印有効
TGR-DC RSに関する問い合わせ先:TGR-DC事務局 TEL:042-513-8013