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ホンダ、新型ロードスポーツモデル「HAWK 11」9月29日発売 価格は139万7000円

2022年9月29日 発売

139万7000円

3月19日~21日開催の大阪モーターサイクルショー2022で世界初公開された新型ロードスポーツモデル「ホーク 11」の発売が決定した

 本田技研工業は、新型ロードスポーツモデル「HAWK 11(ホーク イレブン)」を9月29日に発売する。価格は139万7000円。

 ホーク 11は、経験豊かなベテランライダーを中心に、新たな価値観と充実したバイクライフを提案する日本市場向けの大型モーターサイクル。ボディサイズは2190×710×1160mm(全長×全幅×全高)、シート高は820mm。

 カラーバリエーションは、陰影の深いブルーを基調にロケットカウルを縁取るシルバーのアクセントを施した「パールホークスアイブルー」と、硬質感のあるブラックを基調にロケットカウルをシルバーに塗り分け精悍な印象とした「グラファイトブラック」の計2色を設定する。

パールホークスアイブルー
グラファイトブラック

 動弁系にユニカム形式を採用した、水冷・4ストロークの直列2気筒OHC 1082cm 3 エンジンを搭載し、最高出力75kW(102PS)/7500rpm、最大トルク104Nm(10.6kgfm)/6250rpmを発生。低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性とするとともに、スポーティな走りに寄与する6速MTを採用。

 スポーツモデルらしいダイレクトなスロットルレスポンスに寄与する「スロットルバイワイヤシステム(TBW)」や、走行状況や好みに合わせた特性に設定された「SPORT」「STANDARD」「RAIN」に加え、任意の制御レベルを選択保存可能な「USER」を選択できる「ライディングモード」のほか、前輪の浮き上がりと後輪スリップを緩和する「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」など、ライディングをサポートする先進の電子制御技術を搭載している。

 車体は、ゆったりと走るシーンから、軽快にワインディング走行を楽しむシーンまで、ライダーの充足感を追求。セミダブルクレードルフレームに前後17インチホイールを組み合わせ、軽快なハンドリングに寄与する25度のキャスター角を設定。サイレンサーを上向きに配置してバンク角を確保しながら、セパレートハンドルによる前傾姿勢のライディングポジションとした。

 フロントフォークには倒立式のショーワ(日立Astemo)製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)を、リアクッションにシングルチューブ分離加圧式を採用し、優れた路面追従性による上質な乗り心地に寄与。さらに、さまざまな走行状況で安心感のあるブレーキ操作を可能とする、ABSを標準装備した。

 デザインは、エンジンの鼓動とパルス感のある排気音を存分に感じながら軽快な走りを楽しむ、スペックのみにとらわれないスポーツバイクの楽しさや味わい深さを追求。

「走りの楽しみを忘れない大人のバイク」であることの象徴と位置付けた一体成型FRP製のロケットカウルを装備して、上質でモダンな佇まいの中に、軽快な走りを予感させる低く構えたスタイリングデザインを創出。周囲の景色が美しく映り込む大きく緩やかな曲面とシャープなエッジを自在に組み合せ、走り終えた後には充足感に満たされるようなモダンで存在感のあるスタイリングとした。

 加えて、ボディー前後方向にわたる水平方向のラインと、タンクとシートを分ける垂直方向のラインとの交差を基調としたパーツ構成により、ライダーの収まりのよいシルエットを演出している。