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日産、軽自動車「クリッパー」シリーズを一部改良 アイドリングストップ追加や4速AT採用など
2022年4月20日 17:09
- 2022年4月20日 発売
日産自動車は4月20日、「NV100クリッパー」「NV100クリッパー リオ」「NT100クリッパー」の一部仕様を向上して発売した。価格はNV100クリッパーが109万100円~158万8400円。NV100クリッパー リオが177万9800円~199万6500円。NT100クリッパーが92万8400円~143万4400円。
軽商用バン「NV100クリッパー」
NV100クリッパーは利便性と快適性、低燃費、積載性能の高さを兼ね備えた軽商用バン。今回の一部仕様向上でアイドリングストップ機能が追加され、燃費性能を13.8km/Lから14.6km/L(WLTCモード)へと向上。また、GXグレードのヘッドランプがハロゲンからキセノンに変更され、視認性も高められた。
なお、今回の一部仕様変更にともない、「GXターボ」「DX」「GLセーフティ パッケージ」の3グレードは廃止となった。
軽ワゴン「NV100クリッパー リオ」
軽ワゴンのNV100クリッパー リオは、今回の一部仕様向上で前方座席上部にある「オーバーヘッドコンソール」が「オーバーヘッドシェルフ」に変更され、容量をアップさせるとともに、Gグレードには本革巻きステアリングも採用された。
軽トラック「NT100クリッパー」
軽トラックのNT100クリッパーでは、トランスミッションを3速ATから4速ATに変更したほか、アイドリングストップ機能も追加したことで、燃費性能を14.2km/Lから15.7km/L(WLTCモード)へと向上。また、GXグレードのヘッドランプをハロゲンからLEDへ変更することで、省エネルギー化と視認性向上を両立させている。
さらに全モデルに「インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」や「踏み間違い衝突防止アシスト」をはじめとする先進安全技術を搭載したことにより、さまざまなシーンで安心して使用できるようになった。
商用特装車も同時に一部仕様向上
日産の関連会社である日産モータースポーツ&カスタマイズは4月20日、NV100クリッパー リオをベースにした「ライフケアビークル(LV)」、およびNT100クリッパーをベースとした商用特装車「ワークユースビークル」シリーズの一部仕様を向上して発売した。価格はライフケアビークルの「チェアキャブ」が206万3000円~218万円、ワークユースビークルシリーズが160万2700円~179万7400円。
ライフケアビークル「チェアキャブ」
チェアキャブは、車両後部から車いすのまま車内に乗り込めるように、操作が簡単な手動式のスロープと、車いすの乗り降りを手助けする電動ウインチを装備した福祉車両。今回の一部仕様向上ではベース車(NV100クリッパー リオ)と同様に、前方座席上部にある「オーバーヘッドコンソール」を「オーバーヘッドシェルフ」に変更し、容量を増やすことで利便性を向上させた。