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トヨタ、北米向けミッドサイズCUV「ヴェンザ」を仕様向上 新たに「ナイトシェード エディション」を追加

2022年5月12日(現地時間) 発表

トヨタが北米向けミッドサイズCUV「ヴェンザ」を仕様向上し、新たに「ナイトシェード エディション」を追加した

 トヨタ自動車は5月12日(現地時間)、北米向けミッドサイズCUV「Venza(ヴェンザ)」を一部仕様向上しつつ、ブラックアウトしたパーツを採用してクールに仕上げた「Nightshade Edition(ナイトシェード エディション)」を追加した。

 ナイトシェード エディションは、XLEグレードをベースに「Celestial Black」「Wind Chill Pearl」「Ruby Flare Red」の3色のエクステリアカラーが設定され、フロントグリルをはじめ、アウターミラーキャップ、ドアハンドル、ロッカーパネル、そしてオプションのルーフレールなど、ブラックアウトしたパーツをアクセントに採用することで、独特な存在感を表現。

 また、19インチのグロスブラック・マルチスポーク・アルミホイールやブラックアウトされたリアバッジを装着するほか、LEDフォグランプは標準装備となり、オプションのスターゲイズ・パノラミックルーフも選択可能となっている。

 スターゲイズ・パノラミックルーフは、エレクトロクロミックガラス技術によりON/OFFボタンで数秒のうちに透明モードからフロスト(不透明)モードへの切り替えが可能。フロストモードでは、直射日光を抑えながら車内を明るくし、より開放的で快適な空間を実現した。

 ヴェンザはTNGA-K(Toyota New Global Architecture K)プラットフォームを採用し、セダンのような快適な走行性とCUVの多用途性を両立したモデルで、操縦性の高いパッケージに5人乗りの十分なスペースを確保。9スピーカーのJBLプレミアムオーディオシステム、12.3インチフルデジタルメータークラスター、デジタルバックミラー、10インチカラーヘッドアップディスプレイなども装備する。

 また、交差点で曲がる際に対向車や歩行者を検知し、状況に応じて音声・映像による注意喚起や自動ブレーキなどを行なう「歩行者検知機能付きプリクラッシュシステム」や、歩行者を検知してドライバーの緊急回避操舵を安定させ、車線逸脱の防止を支援するための追加機能「エマージェンシー・ステアリング・アシスト」、そのほかにも「フルスピードレンジ・ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール(DRCC)」「レーンディパーチャーアラート」「レーントレーシングアシスト」などを含む、Toyota Safety Sense 2.5を新たに搭載。

 パワートレーンは、直列4気筒2.5リッターエンジンと電気モーター、リチウムイオンバッテリをコンパクトにまとめたトヨタハイブリッドシステムIIを搭載(システム最高出力は219HP)。必要な時にリアモーターで後輪を駆動させる電子制御オンデマンド全輪駆動を採用し、駆動力の最大80%を後輪に先行して配分することで、オフ・ザ・ライン・スタート時の前輪のスリップを抑制しつつ、アンダーステアを抑えてコーナリングの俊敏性も向上。エンジンを高回転させることなく、電気モーターのアシスト量とエンジン回転数を最適化し、車速と同調したエンジン回転数で、静かでスムーズな加速を実現する。

足をかざすだけで開閉するハンズフリーパワーリフトゲートも標準装備する