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ブリヂストン、トヨタのバッテリEV「bZ4X」新車装着タイヤにエンライトン技術採用の「アレンザ 001」「トランザ EL450」納入

2022年5月16日 発表

トヨタ自動車の新型BEV「bZ4X」

 ブリヂストンは5月16日、トヨタ自動車が5月12日に発売したTOYOTA bZシリーズ第1弾となるSUVタイプの新型バッテリEV(BEV)「bZ4X」の新車装着用タイヤとして、「ALENZA 001」(アレンザ ゼロゼロワン)と「TURANZA EL450」(トランザ イーエルヨンゴーマル)を納入すると発表した。

 アレンザ 001は日本・欧州・アジアなどの地域向け、トランザ EL450は北米向けの車両に装着される。納入タイヤサイズは、アレンザ 001が235/60R18 103H、235/50R20 104V XLの2種類、トランザ EL450が235/60R18 103V、235/50R20 100Vの2種類。

ALENZA 001
TURANZA EL450

 これまでブリヂストンは、トヨタとの長年にわたる共創において、同社がさまざまな車両を通じて提供する価値の実現に貢献してきたという。今回、新型bZ4Xに装着されるアレンザ 001とトランザ EL450は、EVへの装着に最適な革新的タイヤ基盤技術「ENLITEN」(エンライトン)を採用したブリヂストンの「断トツ商品」の1つ。タイヤの環境性能と運動性能を両立するエンライトン技術を基盤として、アレンザ 001では、新たに開発したトレッドゴムとタイヤ骨格部に最新の材料を採用することで、操縦安定性能、ウェット性能と転がり抵抗低減を高い次元で両立した。また、トランザ EL450では、トレッドゴムとタイヤ骨格部に最新の材料を採用することで、オールシーズン性能、耐摩耗性能と転がり抵抗低減を両立するなど、ユーザーの使用条件に合わせた価値の最大化を実現した。これにより、新型bZ4Xの航続距離の伸長と走りの魅力を引き出すことに貢献しているとのこと。

「ENLITEN」技術が採用されていることを示すマーク

 ブリヂストングループは、EVへの装着に最適なタイヤ開発などを通じて、EVの普及を足下から支えることで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」に掲げる「Energy カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えること」にコミットしていくとしている。

 トヨタは、2030年までにBEVを350万台販売するという目標を掲げており、TOYOTA bZシリーズは、「beyond Zero(ゼロを超えた価値)」を目指したトヨタ初のBEV専用プラットフォームによる新型BEV。TOYOTA bZシリーズの第1弾となるbZ4Xは、SUVタイプのBEVとしてのワクワク感、走りの魅力、安心・安全性能にこだわったモデルとなる。