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トヨタ、水素GRヤリスがWRCラリー・ベルギーを走行 トヨタの水素燃焼エンジン搭載車がヨーロッパで初デモラン

WRCラリー・ベルギーを駆け抜ける水素GRヤリス

ヨーロッパを走った、トヨタの水素燃焼エンジン搭載GRヤリス

 トヨタ自動車は8月19日、WRC(世界ラリー選手権)を開催中のベルギーにおいて水素燃焼エンジンを搭載する水素GRヤリスのデモランを実施した。トヨタの水素燃焼エンジン車がヨーロッパで一般公開され、デモランまで行なうのはこれが初のこととなる。

 現在、8月19日~21日までの日程でWRC第9戦「イープル・ラリー・ベルギー」(以下、ラリー・ベルギー)が開催されている。トヨタはTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamとして世界チャンピオンを争っており、水素GRヤリスがデモランを行なったのは、その会場内においてとなる。

 ステアリングを握ったのは、かつてトヨタのWRCチームで戦ったユハ・カンクネン氏で、2台の000(トリプルゼロ)カーに続いて競技開始前にテストカーとして1本のステージを走行。カーボンニュートラルとなる水素を燃焼し、内燃機関らしい排気音とパワフルな走りでステージを駆け抜けた。

水素GRヤリスの走行動画