ニュース

トヨタ、次世代ライド型アトラクション「ファンビー」を開発 VS PARKイオンレイクタウンmori店に期間限定導入

2022年8月30日 発表

 トヨタ・コニック・プロとバンダイナムコアミューズメントは8月30日、MR(Mixed Reality)技術と1人乗りカートを融合した次世代ライド型アトラクション「FUNVE(ファンビー)」を、VS PARKイオンレイクタウンmori店へ9月9日~11月13日の期間限定でトライアル導入すると発表した。

仮想現実とモビリティが一体となったアトラクション「ファンビー」

 ファンビーは、トヨタ自動車の技術系社員の有志で構成された「トヨタ技術会」が制作した、リアルとバーチャルが融合した次世代の体験型アトラクション。ユーザーはMRグラス(マイクロソフト製HoloLens2)を着用してカートに乗り、目の前に広がる仮想空間を実際のカートを操作して体験。仮想空間では、かわいらしい動物たちをキャッチしていくゲーム“アニマルレンジャー”を楽しむことができる。

 ファンビーの仕様としては、4輪独立モータ制御(出力1kw/軸×4)を採用して、最高速は約12km/h。ボディサイズは約1550×約930×約540mm(全長×全幅×全高)で、車両重量は130kg程度。カート本体は、通常のクルマと同様のハンドル操作のほか、ジョイスティックによる直感的な操作が可能なことも特徴としている。

 ファンビーにおける開発当初のコンセプトは“Fun to Drive for Kids”となり、多くがパパ世代でもあった開発メンバーの「子供でも楽しめるモビリティ体験を創りたい」という想いから誕生。今回体験してもらうソフト“アニマルレンジャー”もメンバー自ら開発・制作したコンテンツとなる。

 ファンビーでは世代の差はもちろん、MRで繋がるオンライン体験によって、ハンディキャップを持つ人や、国籍や地域など、あらゆる境界を飛び越えて“Fun to Drive”できるモビリティ体験を目指して、これからも日々改良を続けていくとしている。

バンダイナムコアミューズメントの体験型施設「VS PARK」にて公式初披露

 ファンビーは、これまで一部のトヨタ販売店などで体験会を行なってきたが、今回のトライアルではバンダイナムコアミューズメントが運営する「VS PARK」に初めて公式に体験の場を設け、これまでにない2か月という長期間・多数の来場者数を対象に実施。バンダイナムコアミューズメントでは、今回のトライアルにおいて、期間中のファンビーの運営のほか汎用化に向けての安全性や運営面での検証とアドバイスを担う。

ファンビーに乗って行なう近未来体験「アニマルレンジャー」実施概要

実施場所:VS PARK イオンレイクタウン mori店(カートコーナー)
実施期間:9月9日~11月13日
アトラクション概要:1回約5分/ファンビーをVS PARK内カートコーナーにて体験
利用者条件:8歳以上で、体重は100kg未満、運転免許は必要なし