ニュース

ソニックデザイン、メルセデス・ベンツ「Cクラス」専用サウンドチューニングキット 純正システムにプラスして音質を向上

2022年9月28日 発売

9万3500円(取付工賃別)

メルセデス・ベンツ 新型Cクラスセダン(W206系)専用アコースティックコントロールパッケージ「AX-206」(フロント+リアセット)

 ソニックデザインは、純正スピーカーを活かしながら音質向上を実現する車種別専用サウンドチューニングキット「SonicPLUS Acoustic Control」(ソニックプラスアコースティックコントロール)の新製品として、メルセデス・ベンツの新型「Cクラス」(206系)専用アコースティックコントロールパッケージ「AX-206」「AX-S206」(フロント+リアセット)2機種を9月28日に発売する。価格は9万3500円(取付工賃別)で、純正「ブルメスター サラウンドサウンドシステム」装着車には非対応となる。

 今回発売されるAX-206とAX-S206は、これまで培ってきた車室内の音響解析・補正技術を集約して、オーディオシステムの再生環境を改善し、システム本来のポテンシャルを引き出してよりよい音を実現する、新型Cクラスのために開発した新概念のサウンドチューニングキット。「アコースティックコントロールエレメント」(フロント左右/リア左右/トゥイーター左右)、純正トゥイーターグリル内に装着する「18mmマイクロファイバー・ドームトゥイーター」(フロント左右)、付属トゥイーターと純正ドアスピーカーのためのネットワーク回路および、音質補正回路を一体化した「アコースティックコンペンセーター」で構成されており、純正のオーディオ/ナビユニット、ドアスピーカー、助手席足下のウーファーを取り外すことなく活かしながら、音質向上を図ることができる。

メルセデス・ベンツ 新型Cクラスステーションワゴン/オールテレイン(S206系)専用アコースティックコントロールパッケージ「AX-S206」(フロント+リアセット)

 アコースティックエレメントは、純正スピーカーグリル周囲に装着することでドアスピーカー前面と内装材との間に発生する反射や共振などを抑制し、音を効率的に導くよう、新型Cクラスのドア内構造に合わせて最適化したエレメント形状を採用。特別に吟味したマイクロラバーセル構造のエレメント材が優れた整音・導音効果を発揮して、こもり音の少ない躍動的で力強い中低音を引き出すとしている。

 18mmドームトゥイーターは、ソニックデザイン独自のマクロファイバー製振動板とナローギャップ・モーターシステムを採用し、スムーズに伸びたクセのない高音再選を実現。トゥイーターが装備されない新型Cクラスの標準システムに本格的な単体トゥイーターをプラスすることにより、繊細で上質なサウンドを可能とした。

 また、純正ドアスピーカーの音を最適化する音質補正回路(フロント/リア)と、付属トゥイーター用のクロスオーバーネットワーク回路とを一体化したアコースティックコンペンセーター(フロント)により、さらに聞きやすくバランスのとれたサウンドを追求。高い信頼性と装着製を確保するため、全ての接続はカプラーオン方式とした。

 加えて、セダンにおいては、ステーションワゴン、オールテレインとは異なる車室内音響特性に対応し、助手席足下の純正ウーファーの音を調える「アディショナルコンペンセーター」を専用に装着して最適化した。

セダン専用モデルAX-206
ステーションワゴン/オールテレイン専用モデルAX-S206

 なお、セダン専用モデルのAX-206も、ステーションワゴン/オールテレイン専用モデルのAX-S206も、取り付けに際して車両側の加工を必要とせず、接続もカプラーオンで可能。取り外しや再装着を行なうこともでき、将来の乗り換えの際に車両の資産価値を損なう心配がないとしている。