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岡山放送、スーパー耐久の予選を10月15日13時30分より手話放送「シュワQ」で実況 トヨタ・モビリティ基金の実証実験

2022年10月15日 13時30分開始

スーパー耐久岡山の予選を10月15日13時30分より手話放送「シュワQ」で実況する岡山放送

 岡山放送は10月15日13時30分より、スーパー耐久第6戦岡山について手話放送「シュワQ」で実況放送をする。この試みはトヨタ・モビリティ基金が岡山国際サーキットで行なっている、各種実証実験の一環として行なわれる。

 トヨタ・モビリティ基金は、アイデアやソリューションの社会実装を目指すコンテスト「Make a Move PROJECT」において“障がいの有無などにかかわらず誰もがモータースポーツ観戦を楽しめることができるアイデア”を公募。100件超える応募があり、そのうち17について10月15日~16日に岡山国際サーキットで実証実験を実施している。

備前焼サーキット【シュワQ】
備前焼で再現された岡山国際サーキット

 岡山放送は、手話放送約30年の実績を元に、モータースポーツの手話放送を実施。インターネットで配信されるレース実況に手話実況を加え、音声と手話で楽しんでもらえる環境を整える。

 2つ目は、ユニバーサル動画サービス「シュワQ」の開発。QRコードを読み取ることで、手話、字幕、音声で案内を表示し、すべての人に情報を届けていく。

 3つ目は、遠隔手話通訳を使ったコミュニケーション機会の増進で、四つ目は備前焼を使ったサーキット体験。備前焼による使ったサーキット体験は、岡山国際サーキットを1/670に縮小した備前焼を展示し、触覚でサーキット体験をしてもらおうというものだ。

 備前焼サーキットを実際に触ってみたが、ざらざらした感じがあり、これはサーキットの特殊舗装を再現したものになるという。岡山国際サーキットは、アトウッド直前が一番低く、レッドマンからホップスにかけてが一番高くなるとのことで、それが備前焼サーキットでも再現されていた。
 多くの人にモータースポーツを楽しんでもらおうというこの試み、13時30分からの岡山放送のシュワQをまずはご覧になっていただきたい。

シュワQのQRコード