ピクシーダストテクノロジーズ、岡山国際サーキットで「サウンド ハグ」を実証実験 大迫力のエンジン音を体感可能に

ピクシーダストテクノロジーズの「SOUND HUG（サウンド ハグ）」。光っているのがお分かりだろうか？

　トヨタ・モビリティ基金は、アイデアやソリューションの社会実装を目指すコンテスト「Make a Move PROJECT」において“障がいの有無などにかかわらず誰もがモータースポーツ観戦を楽しめることができるアイデア”を公募しており、100件超える応募があることを発表するとともに、17について10月15日～16日に岡山国際サーキットで実証実験を実施している。

　そのうちの一つであるピクシーダストテクノロジーズの「SOUND HUG（サウンド ハグ）」は、レースの音を聴覚に障害のある方に楽しんでもらいたいというもの。サウンド ハグの構造は、外部からの音を振動と音で伝える球形のデバイスで、有線で振動のための信号が送り込まれている。

長谷さんが説明

　これまではコンサート会場を中心に導入されてきたが、今回はトヨタ・モビリティ基金の実証実験の一つとしてサーキットに持ち込まれた。

　実際にサウンド ハグを抱えてレース観戦をしてみたが、丸い球体を抱えてのレース観戦は不思議に気持ちが落ち着く感じで、音が振動で伝わってくるのに心地よさも感じた。この実証実験を通じて意見を集めていくようで、「どのようなシーンで最もSOUND HUGの機能を活かせるか」「どのような音を伝えられると効果的か」をスーパー耐久岡山で検証していく。