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マツダ、マツダ3ベースの新型車「MAZDA3 Bio concept」をスーパー耐久最終戦鈴鹿に投入 搭載エンジンは?

55号車 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept(寺川和紘/井尻薫/関豊/前田育男)

 11月25日、スーパー耐久最終戦を前にした練習走行が行なわれている鈴鹿サーキットに、マツダ3ベースの新型車「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」がお目見えした。MAZDA3 Bio conceptは、かねてから投入が予告されていた車両で、鈴鹿に間に合うかどうかといわれていたもの。練習走行に登場し、エントリーリストに記載されているため、このまま予選・決勝に挑んでいくことになるだろう。

 従来MAZDA SPIRIT RACINGは、MAZDA2やデミオをベースとした車両でスーパー耐久に臨んでいたが、これらの車両が乗せていた1.5リッターや1.8リッターディーゼルでは戦闘力に欠ける部分があったという。ST-Qのため順位を競うものではないが、MAZDA SPIRIT RACINGを率いる世界的なカーデザイナーである前田育男氏は、かねてからトヨタやスバルに対して1周のラップタイムで競えるクルマで戦いたいとの要望を述べていた。

給油口はこの位置に。燃料はユーグレナを用いる

 ただ、そのためにはラージサイズディーゼルの搭載できるシャシー&ボディが必要で、MAZDA2にはキビシイものがあった。そこでMAZDA3の登場となるわけだ。現状はどのようなエンジンが搭載されているか不明だが、予選・決勝には明らかになると思う。

MAZDA SPIRIT RACINGの中心メンバーである前田育男氏。「魂動デザイン」を生み出した世界的デザイナー
MAZDA3のボンネット形状。NACAダクト系のエアインレットを見ることができる