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まもなく開幕する「CES2023」、ソニー・ホンダの新型EVなどモビリティ関連の話題も豊富に

Las Vegas Convention Centerなど

登録者公開日:2023年1月5日~8日(現地時間)

世界最大の技術見本市「CES2023」開幕へ向け準備の進むラスベガス・コンベンション・センター

世界最大の技術見本市「CES2023」

 世界最大の技術見本市「CES2023」が米国ネバダ州ラスベガスにおいてまもなく開幕する。プレスカンファレンスなどは1月3日(現地時間)から始まり、1月5日~8日が登録者公開日となっている。CESは2020年まではリアル開催となっていたが、CES2020終了後から新型コロナウイルスが世界的に流行し、対面イベントなどは中止に追い込まれることが多くなった。

 CESも2021年はオールデジタル開催、2022年はリアルとデジタルの併催となり、この2023年もリアル開催とデジタル開催の併催となっている。とはいえ、2023年1月のCES2023ではソニー・ホンダモビリティが新型EVの発表に関して「January 4, 2023 in Las Vegas」と予告するなど、モビリティに関するさまざまな展示が行なわれると予想されている。

CES2023準備中映像(提供:CTA)

 同じ1月4日にはBMW取締役会長のオリバー・ツィプセ(Oliver Zipse)氏による基調講演、5日にはステランティスCEOのカルロス・タバレス(Carlos Tavares)氏による基調講演が行なわれ、メルセデス・ベンツは自動運転機能、車載オーディオ、ストリーミング、エンタテイメントに関する新たな発表を予定している。

 そのほか、メガサプライヤーであるボッシュやヴァレオも将来の自動車につながる技術展示を実施予定で、これまで以上に自動車関連の展示も多くなりそうだ。

Floor Plan - CES 2023

https://ces23.mapyourshow.com/8_0/floorplan/

LVCCのセンターホールにはソニーの大きな広告が
近づくとVRと新型EVのシルエットで構成されていることが分かる。その2つが大きな展示内容になるのだろうか?
タクシーエリアにもソニーの広告。新型EVのシルエット広告も掲示
LVCCのモノレール駅を降りたところにあるBMWの試乗ブース。CES2023では基調講演も担当する
建設の進むサプライヤーブース。ヴァレオは各種展示を予定している

ウエストホールの加わったLVCC

巨大なウエストホールのエントランス

 展示のメイン会場となるラスベガス・コンベンション・センター(LVCC、Las Vegas Convention Center)も、2022年からはノースホールの西側にウエストホールが新たに加わり、CESの主催者であるCTA(Consumer Technology Association)によれば3100社以上が参加し、1000社以上が初参加になるという。コロナ禍以降のリアル開催イベントとしては世界最大級のテックイベントになる見込みとしている。

ウエストホール向かいにあるマリオットの壁面にはクアルコムの広告が。自動車向けのSnapdragonを訴求している

 1月2日に訪れた段階ではさまざまな箇所が工事中ながら、コロナ禍以前にはなかった巨大なウエストホールも加わった(サウスホールは展示が行なわれたい)ことで、LVCCでの展示規模は大きくなりそうだった。CESとしては、Tech Eastと呼ばれるLVCCエリア以外に、Tech West、Tech Southとホテルエリアにも展示は広がっており、巨大展示会であるCESの盛り上がりに期待したい。