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新城ラリー2023開幕、トヨタが開発中のGRヤリス ラリー2が走り出す

TOYOTA GAZOO Racingが新城ラリーに投入したGRヤリス ラリー2開発車両

 3月4日、JAF全日本ラリー選手権第2戦「新城ラリー2023」が開幕した。この新城ラリーで大きな注目を集めているのが、TOYOTA GAZOO RacingがWRC2車両として開発中のGRヤリス ラリー2。60号車 GR YARIS Rally2(勝田範彦/木村裕介組)としてエントリーしており、シーズンを通じて市販レース車両としての開発を進めていく。

 GRヤリス ラリー2の外観は、ラリージャパンや東京オートサロンでのお披露目時に比べGRカラーになったためか、ややおとなしい印象を受ける。しかしながらよく見ればラジエータ開口部、さまざまなタイヤを装着しやすいようにしたフェンダーアーチなど、各部が大きく作られているのが分かる。とくにリアまわりなどは、サスペンションストロークを長く取るためか、まったく異なった作りになっている。

左がGRヤリス ラリー2、右がJN1のGRヤリス。ラジエータ開口部など大きく変わっている
GRヤリス ラリー2のリアまわり
サスペンションストロークが長いのを見てとれる
リアウィングまわり

 その速さなどは、これからタイムが記録されていくものと思われるが、TOYOTA GAZOO Racingはモータースポーツの裾野を広げる市販レース車両の実現に向けて大きなチャレンジを開始した。シーズンを通じての進化が楽しみなクルマが全日本ラリーに参戦したことになる。

LEG1に挑むGRヤリス ラリー2