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ARTA、2023年シーズンはGT500クラスに赤と黒の対照的な2台の「NSX-GT」投入 NSX-GTラストイヤー有終の美を狙う

2023年3月24日 発表

8号車 ARTA MUGEN NSX-GT

 オートバックスセブンは3月24日、スポンサードしているRACING SPORTS BRAND「ARTA」の2023年シーズンで使用するマシン2台のデザインを発表した。

 ARTAは1998年に「世界に通用するドライバーを育成する」という信念のもとスタート。日本の若手ドライバーに、頂点までの道筋を示す壮大なプロジェクトで、少年たちはここから夢への挑戦心をかき立てられ、その情熱を背負ったオートバックスカラーのマシンは、日本はもとより世界中のサーキットで疾走を続けている。

 そして2023年シーズンも鈴木亜久里氏が総監督を、土屋圭市氏が引き続きエグゼクティブ・アドバイザーを務める。また、これまでARTAでは、SUPER GTのGT500クラスに8号車、GT300クラスに55号車の2台体制だったが、2023年シーズンはGT500クラスに2台体制で挑戦。GT500クラスを2台体制にすることで、走行データの共有などにより、シリーズチャンピオン獲得に向けてより強固な体制構築を目指すとしている。

 また、2023年シーズンのマシンデザインを構成していくベースとして、限界まで装飾要素を削ぎ落とし、ラストイヤーとなる「HONDA NSX-GT」の美しいフォルムを最大限際立たせる「1トーン」のミニマムデザインで仕上げている。2台のコンセプトは「昼と夜」「眼力と翼」で、まったく同じDNAを持つ双子でありながら、太陽のような絶対的な爆発力を放出する“昼”の8号車と、月のような無限のパワーを秘めた孤高の“夜”の16号車という対照的なキャラクター像を創造したという。

 また、無限のシンボルである「眼力(アイコマンダー)」をフロントフェンダーに、オートバックスロゴを巨大な「翼」に見立ててリアフェンダーにそれぞれ大きくあしらっている。

16号車 ARTA MUGEN NSX-GT