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デンソーテン、法人向け安全運転管理テレマティクスサービス「オフセグ」 AIがドライブレコーダーの映像から危険シーンを自動検出

2023年4月13日 発表

デンソーテンが法人向け安全運転管理テレマティクスサービス「オフセグ」を6月に発売する

 デンソーテンは4月13日、通信型ドライブレコーダーを活用した法人向け安全運転管理テレマティクスサービスの新商品「Offseg(オフセグ)」を6月より発売すると発表した。

 Offseg(オフセグ)は、社有車のトラブル/事故/ムダ“をふせぐ”というコンセプトから誕生。ドライブレコーダーのカメラ映像から、一時不停止や速度超過など人的事故要因の約7割にあたる12の危険シーンをAIが自動で検出し、そのうち信号無視や脇見運転など6つのシーンは、リアルタイムでドライバーへの警告を実施。また、個々のドライバーの運転傾向に応じたeラーニング用の教育資料作成や運転診断を自動化することで、ドライバーの安全運転管理や教育を行なう管理者の業務効率化をサポートしてくれる。

ドライブレコーダー取り付けイメージ
AIで検出可能な、事故リスクのある12シーン一覧
eラーニング用教育資料の画面イメージ

 さらに、今後施行予定の「アルコールチェック義務化」への対応に備え、他社アルコール検知システムとの連携をソフトウェアバージョンアップにて対応予定という。

Offsegの主な特徴

AIが事故リスクのある12シーンを検出

 AIを活用し、一時不停止や速度超過、逆走、車間距離不足など人的事故要因の約7割にあたる12の危険シーンを自動で検出。また今回新たに、クラウド上のAIに加えて、車載器にエッジAIを搭載することで、信号無視や脇見運転など6つのシーンについては、運転中にリアルタイムで検出・警告が可能に。車載器からドライバーへ警告音や画像、音声などで注意喚起することにより事故の低減に貢献するとしている。さらに、管理者にもメールで通知するので、危険シーンを簡単に把握できる。

安全運転管理のDX化

 検出された危険シーンからAIがドライバーの運転傾向を分析し、eラーニング用教育資料を自動で作成・配信。ドライバーは、WEBアプリを通して、自身の運転診断結果や運転傾向を反映した安全運転指導を確認し、振り返りを実施。個々のドライバーに対応したサポートが可能となり、安全運転意識のモチベーション維持に役立てられるほか、システムによる自動化で、なるべく人の手を介さない安全運転管理が可能。

ドライバーを見守る新たな通信型ドライブレコーダーユニットデザイン

 ドライバーの視界を妨げにくい2カメラ一体型の小型ユニットにより、フルHD200万画素で約360度の広範囲を撮影。また、オプション設定のリアカメラを追加で取り付けることで、車両後方からの追突や、後退時の衝突など後方で起きたトラブルもしっかり記録できる。

オフセグのロゴ