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ゼンリンミュージアムで「クルマの地図」の68年の変化を伝える企画展5月20日~9月3日開催

2023年5月20日~9月3日 開催

入館料:1000円

 ゼンリンミュージアムは、道路地図やカーナビゲーションの歴史に焦点を当てた企画展「クルマの地図 大集合!! ~68年の軌跡~」を5月20日~9月3日に開催。日本初の道路地図の誕生から、世界初のカーナビゲーションの実機、現代のカーナビゲーションまで、知られざる「クルマの地図」の歴史を貴重な資料とともに紹介する。

 戦後、高度経済成長期を迎え、道路インフラの整備が進み、乗用車が徐々に庶民に広まりつつあった1955年に日本初の道路地図が誕生。その後、数多くの地図会社がさまざまな道路地図を手がけ、クルマ1台に必ず道路地図が1冊常備される時代となった。平成に入るとデジタルの時代を迎え、道路地図も次第にデジタルデータを搭載したカーナビゲーションへと移行。交通革命やデジタル革命といわれる社会の変化に対して、「クルマの地図」がどのように変化し、どのような役割を果たしてきたのか、当時の資料とともに振り返っていく。

 企画展の見どころは、日本初・世界初のクルマの地図を、関係各社の協力のもと一挙に展示。舗装路と未舗装路の識別が重要だった1955年(昭和30年)代の道路地図や、アナログ地図時代のカーナビゲーション、現代まで続くベストセラー道路地図帳の原点など、その当時の技術や英知を結集したさまざまな「クルマの地図」を紹介する。

日本初の道路地図や世界初のカーナビゲーションシステムなどを一堂に展示

 また、企画展名は、乗用車で使用されてきた「地図」を中心に扱うことから、個人所有の乗用車に用いられる「クルマ」という表記を用いており、モータリゼーションの進展の中で、「クルマ」での移動に欠かせない必需品となった紙の道路地図やカーナビゲーションが一堂に会し、その68年の歴史をひもとく展示であることから、タイトルを「クルマの地図 大集合!! ~68年の軌跡~」とした。

 企画展の開催期間中、有料入館者全員に、期間限定デザインのチケットホルダーを配布。1970年(昭和45年)に日地出版が発行した道路地図の表紙をモチーフとしてあしらい、モータリゼーションが急速に進展した高度経済成長の時代を想起させる、どこか懐かしいデザインとした。

有料入館者にプレゼントされる期間限定デザインのチケットホルダー

クルマの地図 大集合!! ~68年の軌跡~ 開催概要

会期:2023年5月20日~9月3日
場所:ゼンリンミュージアム 多目的展示室
開館時間:10時~17時(最終入館16時30分)
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌平日)
入館料:一般1000円

学芸員による企画展ガイドツアー

日時:会期中の平日(休館日を除く)14時~14時30分
参加費:無料
※ガイドツアーの事前予約は不要。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施。