タミヤの新作RC「ランドクルーザー」をVRで操る 世界初『タミヤ RCカー』シンクロドライビング

　タミヤ、国立東京工業高等専門学校、ハイスペック、NTT西日本（西日本電信電話 静岡支店）は5月12日、タミヤの新作RCカー「ランドクルーザー」に360度カメラやジャイロセンサーを搭載し、東京高専の学生チームが開発したVRソリューション「シンクロアスリート」を通じて操作することで、あたかも自分の操作するRCカーに乗車し運転しているような感覚を体験できる「『タミヤRCカー』シンクロドライビング」を公開した。

　NTT西日本では、同システムを実現するために、NTTアクセスサービスシステム研究所が研究開発しているサイトダイバーシチ技術とIEEE 802.11ad規格をベースとした60GHz帯を用いる無線LAN規格「WiGig：Wireless Gigabit」を活用、高精細の映像と低遅延通信による高レスポンスを実現させた。

タミヤのRCカー（ラジオコントロールカー）に搭載した360度カメラとジャイロセンサーの情報を大容量の通信により「シンクロアスリート」に送信することで、RCカーの操作にあわせ「臨場感あふれる映像・動き」を疑似体験できるようにした

「シンクロアスリート」は東京高専の学生チームが開発した、アスリート目線での360度映像に加え、アスリートの動きまで体感できるVRソリューション

NTTアクセスサービスシステム研究所が研究開発しているサイトダイバーシチ技術とIEEE 802.11ad規格をベースとした60GHz帯を用いる無線LAN規格「WiGig：Wireless Gigabit」を活用。コースの四隅にアンテナが設置された

　5月13日〜14日に開催される「RCカーフェスティバル in ホビーのまち静岡」の会場で公開された「『タミヤRCカー』シンクロドライビング」は、「クルマ離れ」が進む昨今において、子供らに安心・安全な疑似乗車体験を通じて、広く自動車の魅力を感じてもらう機会の提供を目指したもの。取材日の5月12日は静岡県内の小・中・高校生を招待する静岡ホビーショーの「小中高校生招待日」となっており、会場を訪れた子供たちが体験する姿を確認することができた。

　VRゴーグルを装着するコンテンツではすぐに酔ってしまう記者も実際に体験してみたところ、月面車を操って月面を冒険しているかのような感覚で、なかなか楽しい。1周をまわれるという約1分の時間制限が設定されていたが、ちょっと速度がゆっくりすぎたのか記者は1周回れずにタイムオーバー。しばらく経って気がついたのが、あまり得意でないVRモノで酔いを感じなかったところが印象的であった。

　なお、「『タミヤRCカー』シンクロドライビング」は、5月13日〜14日に開催される「RCカーフェスティバル in ホビーのまち静岡」において体験可能。イベントの参加方法は、イベント当日に事前配布する整理券が必要。1名につき1枚配布され、入場数に限りがあるので先着順となる。また、入場時間は指定された体験時間内での選択式としている。

『タミヤRCカー』シンクロドライビング

期間：2023年5月12日～14日10時～16時
場所：静岡市南部体育館(静岡市駿河区曲金3-1-30) （「RCカーフェスティバル in ホビーのまち静岡」内シンクロドライビングブース）
体験時間：1人約1分程度、1日最大60名まで

一般公開日の整理券の配布時刻

5月13日：9時30分/12時30分から（計2回）
5月14日：9時30分/12時30分から（計2回）
整理券配布場所：ツインメッセ静岡 北館-南館間の連絡通路 総合受付横