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WEC第5戦モンツァ6時間、決勝直前会見 小林可夢偉選手は「予選でポールを獲れたというのは本当にポジティブ」「応援よろしくお願いします」

小林可夢偉選手

ポールポジションを獲得した小林可夢偉選手

 WEC(世界耐久選手権)第5戦モンツァ6時間が7月7日~9日(現地時間)の3日間にわたって、イタリアのモンツァで開催されている。7月8日には予選が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racingの7号車GR010 HYBRIDをドライブする小林可夢偉選手がポールポジションを獲得した。

 日本時間の9日19時30分から決勝レースが行なわれるが、決勝レース直前7号車の小林可夢偉選手、8号車の平川亮選手の日本とイタリアを結んでのオンライン会見が行なわれた。

 ポールポジションを獲得した小林可夢偉選手は、「今週、イタリア モンツァでしっかりル・マンのリベンジができるようにいろいろやってきました。その中で、BoPも含めてすごく僅差のレースになっているので、本当に気が抜けないレースになっているのではないかと僕らは思っている。まず、一番大事なのは本当に失敗しないで、6時間のレースを走りきるということをしっかり意識したいと思っている。昨日の予選も僅差だったので、チームとしては僅差の中でもしっかりと。予選でポールを獲れたというのは本当にポジティブ。正直、ル・マンのとのきは思ったよりタイム差が予選であったので厳しいなというところだった。今回に限っては僅差ながら、予選のパフォーマンスもよかった。僕らが前にいるのはポジティブに受け止めてこれからのレースに挑みたいなと思っています。応援よろしくお願いします」とコメント。決勝レースで大切になるのは、最後まで走りきることであると強く語り、日本からの応援が力になるとのメッセージを伝えてくれた。

平川亮選手

 また、予選3位になった平川亮選手は、「かなり気温も路温も高くなっていて、テストでやっているが、タイヤのチョイスがキーになると思っています。自分のほうはとくに練習中にタイヤテストとかやっていましたが、比較的いい感じには進められている。一番の目標はチャンピオン争いをしている51号車の前でゴールすることです。できれば優勝、チームとしてはワンツーを目指してがんばりますので応援をよろしくお願いします」と語り、世界選手権獲得を見据え、フェラーリ 51号車の前でゴールすることが大切だと語ってくれた。

 決勝レースは日本時間7月9日19時30分スタート、J SPORTSなどでライブ中継が行なわれる。