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岡山で初公開された、ホンダ・レーシング「シビック タイプR-GT」 2024年からGT500クラスに参戦

岡山国際サーキットで初公開された「シビック タイプR-GT」。2024年からGT500クラスに参戦する

ホンダ・レーシング、「シビック タイプR-GT」を初公開

 HRC(ホンダ・レーシング)は7月24日、2024年のSUPER GT GT500クラスに参戦予定の「シビック タイプR-GT」を岡山国際サーキットで公開した。コンセプトモデルは2023年の東京オートサロンで世界初公開されていたが、実際に走行するバージョンが公開されたのは初となる。

 公開されたシビック タイプR-GTは、コンセプトモデルとは異なりカーボン地のブラックをベースに「HRC」ロゴがホワイトで入った、黒と白のカラーリング。色のせいか、コンセプトモデルより凝縮感のある仕上がりに見える。

ハッチバックプロポーションが分かる
開口部が大きく取られたフロントグリルまわり
各種の導風口が設けられている
リアまわり。リアフェンダーからの空気の流れをリアウイングとディフューザーの間に導いている
フロントフェンダーまわり。タイヤまわりの圧力を後ろへ抜こうという意思がうかがえる
リアフェンダーまわり。リップ状の突起もリアハッチに設置されている

 GT500クラスのため、安全装備など共通モノコックを用いているが、シビックらしいハッチバックプロポーションが活かされ、タイヤまわりなどは空気の抜けに配慮されたデザインとなっている。

 このシビック タイプR-GTは、7月25日から岡山国際サーキットでシェイクダウンが行なわれる。ドライバーは山本尚貴選手と野尻智紀選手を予定している。

株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治氏(左)と同 HRC Sakura LPL チーフエンジニア 佐伯昌浩氏(右)