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ソニックデザイン、新型「プリウス」(60系)用「SonicPLUS」2ウェイモデル3グレード・計7機種

2023年7月29日 発売

7万円~45万7000円

トップグレードモデル「SFR-P602F」(フロント+リアセット)

 ソニックデザインは、純正カーオーディオシステムの高音質化を実現する車種別スピーカーパッケージ「SonicPLUS」(ソニックプラス)シリーズの新商品として、トヨタ「プリウス」(60系)の純正スピーカーと6スピーカー車に無加工で純正交換装着できる2ウェイ高音質スピーカーパッケージ3グレード・計7機種を7月29日に発売した。

 発売される商品ラインアップと価格は、スタンダードモデルの「SF-P602E」(フロントセット)が7万円、ハイグレードモデルの「SFR-P602M」(フロント+リアセット)が22万9000円、「SF-P602M」(フロントセット)が13万円、「SR-P601M」(リアセット)が9万9000円、トップグレードモデルの「SFR-P602F」(フロント+リアセット)が45万7000円、「SF-P602F」(フロントセット)が27万円、「SR-P601F」(リアセット)が18万7000円。

スタンダードモデル「SF-P602E」(フロントセット)
ハイグレードモデル「SFR-P602M」(フロント+リアセット)
ハイグレードモデル「SF-P602M」(フロントセット)
ハイグレードモデル「SR-P601M」(リアセット)
トップグレードモデル「SF-P602F」(フロントセット)
トップグレードモデル「SR-P601F」(リアセット)

 今回発売されるSonicPLUSのトヨタプリウス(60系)専用モデルは、フルエンクロージュア方式や小型高性能スピーカーユニットなど、ソニックデザインが誇る独創技術を投入した新型プリウス専用設計のスピーカーパッケージ。アルミハイブリッド構造の高剛性キャビネットに77mmスピーカーユニットをビルトインした独自のエンクロージュア一体型スピーカーモジュールの採用や、異種素材(アルミダイキャスト製フロントバッフル+特殊樹脂製バックチャンバー)を強固に結合して共振を分散させる2ピース構造とも相まって、不要共振を抑えたクリアサウンドを再現。車外への音漏れも大幅に解消している。

 また、実車検証により、装着性と音質を確認した新型プリウス(60系)専用設計とすることで、純正スピーカー装着車のフロント、リアドアスピーカーと無加工で交換装着可能。車両の価値やメンテナンス性を損なわず、乗り替えの際の現状復帰も容易に行なえるようになっている。

 トップグレードモデルには、従来のピュアアラミド振動板を進化させたオールピュアアラミド振動板採用の77mmスピーカーユニット「SD-N77Fi」型を搭載し、最高品質のピュアアラミド素材をコーン部だけでなくセンターキャップ部にも贅沢に使用。最適な音質チューニングを実施し、中~高音域の広範囲で歪率と周波数レスポンスを改善することで、クリアでしなやかな新次元の高音質を実現している。磁気回路は高密度ネオジウムマグネットとナローギャップ・モーターシステムを組み合わせたコンパクトな外磁型とし、エンクロージュア内容積をより有効に活かせるよう配慮されている。

 ハイグレードモデルには、しなやかさと剛性とのベストバランスを追求したマイクロファイバー編み込み樹脂振動板「CMF(クロスマイクロファイバー)コーン」と、高密度ネオジウムマグネットナローギャップ・モーターシステムによる外磁型磁気回路を採用したハイグレード仕様の77mmスピーカーユニット「SD-N77M」型を搭載。音楽の素顔を映し出す緻密な表現力と情報量、リアルで引き締まった中低音を再現する。

 スタンダードモデルには、カーボンファイバー含有のオリジナル樹脂コーンを無塗装・無着色のノンコート・ファイントリートメントで表面処理した「DMF(ディファインド・マイクロファイバー)コーン」とガラス繊維編み込み式センターキャップを採用した77mmスピーカーユニット「SD-N77E」型を搭載。高密度ネオジウムマグネットナローギャップ・モーターシステムによる外磁型磁気回路、振動板の正確な動作を支えるアルミモノブロックフレームなど、上級シリーズの高度な基本設計を踏襲し、ソニックデザイン基準のナチュラルで心地よいサウンドを妥協することなく再現している。

 トゥイーター部には、ユニット周囲のディフュージョンギャザー(半拡散・半透過層)と、裏側に内蔵したアコースティックコントロールエレメント(吸音層)の働きで、有害な反射音を最適に拡散・吸音し、よりスムーズで自然な高音再生を実現する新開発のアコースティックコントロールハウジング一体型トゥイーターモジュール「ACトゥイーター」を採用。搭載ユニットはSFR-P602FとSF-P602Fがピュアアラミド振動板採用の「SD-T18F」型、SFR-P602MとSF-P602M、SFP602Eがマイクロファイバー製振動板採用の「SD-T18」型で、いずれもウーファーユニットとの音色統一を追求。ハウジング部はブラケットを一体成型して取り付け剛性を高めたほか、トゥイーター用のネットワーク回路をハウジング内に封入(ビルトインネットワーク)して配線処理を不要にするなど、信頼性を高めるよう設計されている。

 さらに、トップグレードモデルとハイグレードモデルには、ドアウーファーモジュールの周囲に装着する「アコースティックコントロールエレメント」をトヨタ車向けとして初採用。新型プリウス(60系)のドア内部構造に合わせて最適化したエレメント形状と、特別に吟味したマイクロラバーセル構造のエレメント材をエンクロージュア一体型ドアウーファーモジュールの周囲に取り付けることで、スピーカー(ウーファー)前面と内装材との間に発生する反射や共振などを抑制。音を効率的に導き、不要共振を抑えたクリアなサウンドと、より豊かで自然な中低音再生を実現する。

 アコースティックコントロールとは、これまでソニックデザインが培ってきた音響解析・補正ノウハウによってオーディオシステムの再生環境を改善し、システム本来のポテンシャルを引き出してよりよい音を実現するためのテクノロジー&コンセプトの総称。SonicPLUS プリウス60系には、アコースティックコントロールハウジング一体型トゥイーターモジュール「ACトゥイーター」とエンクロージュア一体型ドアウーファーモジュール「ACエレメント」に技術が採用されている。